【MeMeOn インタビュー】シンガーソングライター iri 「子供の頃、人前に歌ってるのがすごく苦手」

HIP HOP的なリリックとソウルフルでリヴァービーな歌声でリスナーを魅了する iri が12月8日に台湾の新星ラッパーØZIと次世代の音楽を紹介し東京と台北を繋ぐ新音楽イベント「TOKYO FINEST」に出演。公演当日、インタビューさせていただいた。

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ー昨日の前夜祭、すごく良かったと思います。普段ほとんどアコースティックライブをしてないそうですが、いかがでしたか。

昨日AllSaintsのイベントで歌ったのが台湾初ライブだったんですが、皆さんすごい近くでじっくり聞いていただいてるという雰囲気で良かったです。

ー昔バーで弾き語りのライブ活動を始めたそうですが、当時もこんな感じでしたか。

ギターを始めて、割とすぐにカフェやアルバイトしてたジャズバーとは雰囲気は違いました。

ー主に何系の音楽でしたか?

その時やってたのはR&Bとか、ジャズとかのカバーをやったりとか。ギター弾き始めてから、オリジナル曲も作り始めて、オリジナル曲も演奏しました。

ーNIKE WOMENのキャンペーン曲<Watashi>は女性向けたメッセージ性がある曲なのですが、iriさん自身も性別に関係なく、自分らしく生きている姿が多くの女性にパワーを与えてると思います。iriさんは昔はどんな子でしたか?

子供の頃、人前に歌ってるのがすごく苦手でしたし、すごく恥ずかしがりやっていう感じ(笑)人前に出てパフォーマンスするとかあんまり思わなかったのですが、いつの間にかステージに立ってました。

ー初めてステージに立った時の気持ちはまだ覚えてますか?

覚えてますし、その時の緊張も忘れません。今もステージは緊張します(笑)

ー《Juice》というアルバムは聞く方の力になってほしいという気持ちも込めとのことですが、聴いた人のエネルギーになることを意識するきっかけはなんでしょうか。

小学生の時に自分は孤独だと思うことがあってスクールカウンセラーの先生に話しをよく聞いてもらい助けてもらいました。それと同じことが自分でも音楽でできるんじゃないか、自分もそういう人のためになる仕事をしたいと思ったのがきっかけです。

ーファンからもらった印象に残ってるメッセージとかお手紙はありますか?

あります!SNSとかのメッセージはけっこうみたりしてますけど。なんか、学校になかなか行けないけど、私の音楽結構聴いて、「頑張って学校へ行ってます!」とか、そういう話を聞くと、すごいこのお仕事やっててよかったと思います。

ーそれは作曲のインスピレーションになりますか?

インスピレーションっていうか、すごく自分の力になる。

ー声の出し方にもっとバリエーションがあったらいいとおしゃっていましたが、そのために何か特別な練習などしてますか?

好きなシンガーだったり、ラッパーを少し真似するっていうか、、自分に取り入れてゆくことはあります。あといままでと違うテイストのトラックメーカーと一緒に曲を作ったりとか、そういうところでちょっと変化つけることはしてます。

ーいままでいろいろなアーティストさんとコラボレーションして、例えばWONK、yahyel。今後一緒にやってみたいアーティストはいますか?

常に探してはいるんですけど、なかなか見つけられなくて、そこは結構悩んでる。(笑)

ーいままではどうやって探してましたか?

今までの方は例えばその時好きなシンガーソングライターのトラックメイクしてる人を調べてみて、声かけたりとか、あとはもともと好きで聞いてた方にオファーしたりとか、そういう感じでします。

ー最近フランスっでMVを撮りましたが、どうしてフランスで撮ったのですか?

フランスのフェス出演のお誘いをいただいて、ちょうとその時新曲を出すタイミングだったんで、フランスでMV撮ることになりました。フランスは景色がすごくよくて、建物もすごく歴史があって、いい映像が撮れました。

 

ー今回は初めの台湾ですが、台湾のイメージを教えてください。また台湾でびっくりしたことはありますか?

一番びっくりしたのは皆さんすごく暖かいなということです。びっくりしたっていうか、本当に皆さん暖かい人が多いなという印象がすごくあったのとみんな音楽好きなんだなって。はやってるサウンドとかも割りと日本と近いものすごくあって。今日対バンさせていただくØZIさんもトラックすごくかっこいいし、そういう意味で、日本とすごくフィーリングが合うと思います。

ー他の台湾アーティスト、ご存知でしょうか?

台湾のアーティストさんを知らなくて、ØZIさんが初めて聞いた台湾のアーティストです。

ー普段はSpotifyとかで音楽聴いてますか。

Spotifyとか、家だったらレコードでも聞いたりしますね。

ー最近 iri さんがアナログレコードに興味を持ち始めたそうですが、理由は何でしょうか?

レコード世代ではないのですが、レコードって、音がどのくらい違うのか家で聞いてみたいなって思っていたんです。その時ちょうとサポートしてくれてるDJの子が誕生日にプレーヤーを送ってきてくれて、そこから好きなアーティストのレコードを買うようになって聞いてます。UKとか最近のものを聞いてます。

ーレコードとデジタル音源の違いは気付きましたか?

もちろん、音もそうなんでしょうけど、やっぱりパケージから出して針を通してっていう作業がすごく好きで、いいなと思います。Spotifyとかは押すと聞けるんじゃないですか?

ー iri さんは神奈川県逗子市に住んでらっしゃるのですが、最近東京へ旅行にいく台湾人は横須賀、鎌倉以外にも、逗子の海へも行く人がいるらしいです。台湾の人にお勧めのスポットはありますか?

特にないんですよね、観光スポットって。穴場としては、ちょうと海岸通りにシネマアミーゴというミニシアターがあって、そこはライブもやってるし、映画も見れるし。映画館なんて、スピーカーも良くて、すごいい雰囲気です。

ー映画は好きですか?

そうですね。好きです。日本の映画はあんまり見ないですね。洋画のほうが多いです。

ー映画以外にも、最近古本屋に行くらしいですね。

詩集とかが好きで、読んだりしてます。地元の古本屋に行って、詩集やちょっと暗めの小説読むのが結構好きです。

ー都築響一という日本の編集者がヒップホップの歌詞を詩としても捉えられると言っているのですが iri さんの歌詞はどうでしょうか?

そうですね、日記見たいな感じかもしれないですね。

ーそれは全部自分のことですか?

そうです。

ー誰か他の人になって想像して書いてみたくならないですか?

難しいですね、相手のことなんて分からない(笑)それをやろうとしても、あんまりいいもの書けない気がしますね。

ータイアップ曲を書く時はどうしますか?

それも全部自分と重ね合えるって言うか、自分だったらどうなるっていうことを考えながら書きます。

ー難しいと感じた時はありますか。

あんまり曲の中でテーマを決めて書くことがないんで、テーマが出されて、それについて書くってなると結構難しいですね、言葉選びだったりとか。それでも自分の言葉で書こうとしています。

ー普段日記を書いてますか。

書いてないです。

ーもし普段の生活の中でインスピレーションが浮かんできた時はメモしますか。それとも歌詞を書こうと思ってから考えますか?

そうですね、割と書こうと思ってからのほうが多いです。

ー今回台湾で体験したいことはありますか?

夜の台湾、夜市の感じとかネオンの景色を見てみたいです。

ー今夜のライブはどんなライブにしたいですか?

昨日のライブが弾き語りで3曲だったので、CDのイメージとちょっと違ったかもしれないんですが、今日は弾き語りではないので盛り上がってくれればと思います。

ー台湾のファンにメッセージ御願いします。

台湾は今回初めてなんですけど、けっこうたくさん私の曲を聴いてくれる方がいらっしゃって、ありがとうございます。これからもたくさん新しい曲を作って、台湾に毎年でも来たいので、またたくさんこれるように頑張ります。よろしくお願いします。

 

 

 

文:MeMeOn Music / 寫眞:MeMeOn Music