AD-LIVE 2017(アドリブ2017)-鈴村健一 MeMeOnインタビュー

●今年の12公演が全て異なる世界観・シナリオで描かれる設定で大変ですね。今回一番の挑戦は何ですか?

今年一番の挑戦は12公演全て異なる世界観・シナリオであることです。今年も例年通り、全公演同じ世界観、同じストーリーで考えていましたが、やっぱり初代を超えられない感覚が自分の中にあって…だからこそ、違うことをやらなければと思ったときに、「ヒミツ」が思い浮かびました。キャラクターが何か大きな「ヒミツ」を抱えていて、それをずーっとお互いに隠さなければいけない状況にするのはどうだ?っていうところから始まって。それを全部同じ世界観、同じセットでやると、単純にバリエーションが広がりにくい。つまり、ドラマの幅が狭くなる。だったらこの際、全部違う世界観、全部違うシナリオにしてみてはどうだろう?って、スタッフと話し合って決めました。

●前回のインタビュー時にテーマを考える時に心がけていることは「普遍性であること」とおしゃっていましたが、他にテーマを考える際に心がけていることはありますか?
普遍的であることを越えるテーマはありませんが(笑)強いて言えば、誰が見ても楽しめるという部分はこだわっているつもりです。過去になんの予備知識もなく観た人が「めちゃくちゃ面白かった。」と言ってくれたときにホッとしたのを覚えています。

●今回はキャラクター設定、それぞれが持つ秘密、二人の関係性、結末の行動などが制作側から決められているとお聞きしました。役者として、過去の「AD-LIVE」と違う試練を予想されていますか?

『AD-LIVE2017』では、前もって準備出来ることがほとんどありません。目の前で起きる出来事をしっかり受け止めて役としてリアクションしていくこと、これが今までのAD-LIVEと一番違う部分です。常に集中しながら情報を整理していき、それをお芝居としてアウトプットしていく。まさにインプロヴィゼーションの醍醐味を感じられる企画になっています。90分集中し続けるのはなかなかに大変ですが、きっと楽しめると思っています。

●出演者の組み合わせは毎回どのようなことに気を付けて決めているのですか?

キャスティングは「この人の『AD-LIVE』が観たい」、「この人の『AD-LIVE』は絶対に面白いだろう」、「『AD-LIVE』というカテゴリーにおいて、きっと大丈夫だろう」と僕が思う人に、直接お声がけしています。そして今回は新しい試みとして、キャスティングしたあとに「この人がこういう役をやったら面白いんじゃないの?」と、あて書きに近い感じで脚本を書いた部分もあります。

AD-LIVE 圖片提供:aniplex

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●総合プロデューサーと役者という二つの役目を兼ねていますが、両方されていることで良い点はありますか?また役目の切り替えは必要ですか?

良い点は、一応企画の創造主なので、お芝居の構造について最も詳しい状態で舞台に立てるという部分でしょうか。切り替えに困ったことはそんなにないですが、単純に時間がないので、大変です。どちらかに徹してみたいなぁとたまに想像しますが、両方の役目は僕にしか出来ないので、今は楽しんで挑んでいます。

●浅沼さんは二年連続で“演出”を務めていますが、具体的にはどんなことをされているのですか?

12通りの脚本を僕だけで書くのは大変なので、浅沼(晋太郎)君の他、川尻(恵太)さんに手伝ってもらっています。自分と浅沼君が出演するシナリオをのぞき、シナリオの打ち合わせやシナリオの検証リハーサルでは演出の3人で意見を出し合ってより良いものを作るためにブラッシュアップを重ねています。

 

●昨年の公演を拝見した際に、公演の時BGMも即興演奏だと知りました。即興演奏はハードルが高いことだと思いますが、「即興演奏」でいくという方向性は最初から決められましたか?

元々、この企画を立てたときから、即興で音楽もいきたいと考えていました。しかし、中々ご縁がなくて、実現していなかったのですが、僕のバンドメンバーでもある宇田隆志さんにお願いしたところ快く引き受けてくれたのがはじまりです。今ではこの企画のとても大事な要素になっています。

●本番前のバックステージはどんな雰囲気ですか?

緊張感ありますよ。でも、ワクワクする気持ちも同じくらいあります。今回の企画に関しては、もうなるようにしかならないので、ワクワクの方が強そうですね。

 

●昨年初の海外ライブビューイングを実施しましたが、海外からはどんな反響がありましたか?

観られた方から、とても盛り上がっていたと伺いました。言葉の壁を越えて、楽しんでいただけて本当に感謝しています。

●最後に、今年の意気込みをお願いします。
今回は過去の公演以上に『AD-LIVE』らしい『AD-LIVE』をお見せすることができると思います。今まではどちらかというと、頭で「考える」芝居を役者さんに課すような演劇でしたが、今回は役者さんを「考える」ということから解き放ってみました。頭だけに頼らないお芝居というのが、芝居の原点だと思いますので、出演されるみなさん、体や心でのびのびとお芝居してくれるはずです。役者さんの、見たことのないような顔が見られると思うので、ぜひご覧ください!

※前回のインタビュー
http://memeon-music.com/2016/08/23/adlivesuzumurakenichiinterviewjp/

 

インタビュー:MeMeOn Music

写真提供:aniplex

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