福岡県出身のシンガーソングライター、藤原さくらが久しぶりに最新アルバム《AIRPORT》をリリース。2021年にリリースした〈Kirakira〉をはじめ、CMでも大きな話題となった大滝詠一のカバー〈君は天然色〉、愛のスコール50周年50Loveキャンペーン・ソングとして書き下ろした〈mother〉、Yaffleプロデュースの〈わたしのLife〉、最新曲〈まばたき〉など既に発表しているシングル5曲に加え、斉藤和義との共作楽曲など、新録7曲を加えた全12曲を収録。 台湾盤の発売を機に、藤原さくらさんにインタビューをさせていただいた。
ー2年半ぶりに新作をリリースしました。この2年間にはコロナで、世の中の急激な変化が起きました。藤原さん自分自身がどのような刺激を受け、創作に何か影響されたと思いますか?
当時公演していた舞台がなくなったり、ライブやフェスも止まってしまったので、今まで当たり前だと思っていた一つ一つが無事開催できた時の喜びをより実感するようになりました。創作においても、前作《SUPERMARKET》では変わっていく日々やいつみんなに会えるんだろうということを歌っている〈生活〉という曲をリリースしました。
ー1曲目から歌声が大人っぽくなり、〈迷宮飛行〉や〈Feel the Funk〉などの曲調もとても洗練されていて、前作にはない魅力を感じました。 前作から心境はどのように成長・変化したと感じていますか?
前作から今作の間に、客演で歌う機会も多かったので、誰かと一緒に音楽をつくることの楽しさを以前より感じていました。今回はほとんどの曲をトラックという枠組みを作ってもらった上にメロや歌詞を乗せるという、かなりヒップホップに近い作り方をしたので、いつもの自分だったら生まれないような面白い曲たちが生まれて、純粋に化学反応を楽しめたと感じています。
ー斉藤和義さんとの共作〈話そうよ 〉も収録されています。 斉藤和義さんに対する印象はいかがでしょうか。 また、彼とのコラボレーションで印象的だったことを教えてください。
和義さんの音楽には幼い頃から触れてきていたので、レジェンドと分かってはいるのですが、いつも本当に話しやすく、とにかく音楽が大好きな方なので親近感があります。今回の曲の制作も、気軽に色んな相談ができたのでとても大満足な曲に仕上がって、すごく嬉しいです!
ー「AIRPORT」は出発地や旅の分岐点などの意味が含まれてます。今回のアルバムにも多くの曲は旅先で作られたものだそうです。フライトや旅行について、何か面白い、あるいは恥ずかしいエピソードがあれば教えてください。
5年ほど前、友達と台湾に旅行した時、自分のカードが海外で使えると思いこんで(使えなかった)そんなに現金を持っていっておらず、初日からマッサージに行ったり思い切りお金を使っていたので、気づいた3日目くらいからお金がなさすぎて、ずっとお腹が減っていました。笑
ー台湾公演をやったことがありますが、台湾の印象を教えてください。台湾で一番恋しいと思う物はなんでしょうか?
台湾のファンの皆さんが本当に温かくて、ライブ後のサイン会でも一生懸命日本語でお話ししてくれてもっともっと大好きになりました。今は日本もとっても暑いので、かき氷食べたいです!
ーコロナが落ち着き、日本へ旅行する台湾人が増えていますが、台湾のファンに福岡の穴場を紹介していただけますか?
台湾も美味しい店だらけですが、福岡は本当に美味しい食べ物が多いので、ぜひ食い倒れ旅してほしいです。ラーメンや水炊きなども美味しいのですが、最近福岡はアジフライが来ているようです。「アジフライセンターおむこさん」美味しいです。
ー台湾のファンにメッセージをお願いいたします。
また新しい曲もたくさんできたので、台湾に歌いに行きたいです!アルバム《AIRPORT》よろしくお願いしますー!
文:迷迷音MeMeOn Music
写真:THANK U INTERNATIONAL CO., LTD.