青葉市子

インタビュー / 青葉市子 台湾フェスに出演直前 「音楽は生命線」

欧米のフェスで注目される 青葉市子 が今週末に開催される LUCfest に大トリとして出演する。京都府で育ってきた彼女は人々の心をつかむ声と独自の世界観を持ってる。ライブ前、彼女に特別インタビューを行った。

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ー大阪・東京公演「ICHIKO AOBA SEPTEMBER CONCERT 2023」を終えたばかりですが、感想を聞かせてください。

久しぶりに日本でゆっくり単独公演ができて本当に良かったです。少し大きめのホールではありましたが、自宅に友人たちを招くような親密な時間になりました。衣装や舞台装飾にも時間をかけることができて、総合芸術として音楽と共にあれた豊かなひとときだったと思います。

 

ー先月リリースされた新曲〈meringue doll〉は、NHK岡山放送局で放送されていた番組「レシピ 私を作ったごはん」のために書き下ろした主題歌「あわいろの食卓」です。ストリングスアレンジで一発録りでスタジオレコーディングされた曲となります。 この曲について教えてください。 なぜこの曲を別のタイトルで再録しようと思ったのですか?

自主制作の演劇『M E R I N G U E』で演奏していた大切な曲であることから、当時の記憶をより繊細に残したい気持ちを数年あたため、ストリングスアレンジが入ったことでようやく形になった楽曲です。作り手の自分でも懐かしいと思えるまで熟成させてから録音に挑んだ、珍しい楽曲だと思います。

 

ー以前にもお話したように、東日本大震災は青葉さんの創作に大きな影響を与えました。地震以外にも、ここ数年のコロナの影響も、青葉さんの考え方に変化をもたらしたでしょう。今の青葉さんにとって、音楽はどのような力を持っているのでしょうか?

生命線。

 

ー最近、リサイクルシステムを推進する「Remolino Project」が立ち上がった。 プロジェクトの第一弾は古着をリメイクし、眠った服に新たな命を吹き込むという企画ですが、なぜ箔を貼って何かを生み出そうとするのか。この企画に関する思いを教えてください。

友人であるYUKI FUJISAWAさんのプロダクトには以前から特別な魅力を感じていました。衣と箔は意外な組み合わせですよね。穴が空いた部分や、染みが付いたところに箔をあしらうことで、衣の傷は魅力に変わります。もちろん、そのままで美しい部分は箔も押さず自然のままにしておきます。身体の動きに合わせて衣が煌めくたび心が躍ります。箔だけが特別な意味を持つのではなく、大切なのはその衣に別の誰かの記憶が刻まれていることです。まだまだ着ることのできる衣を譲り受け、一点ものに生まれ変わった子が、また次の誰かのところへ旅立っていく。そうしていろんな記憶が蓄積された衣が大切にされるように、長く物を使うことがどれだけ素晴らしいことかを、皆さんと一緒に体験したくて始めたアクションです。巡り巡って来た時に制作するプロジェクトなので多く生産はしませんが、この取り組み自体に価値があると思っています。

 

ー環境問題にずっと関心を持ってますが、例えば、ブライアン・イーノが創設した環境チャリティ団体・Earth Percentが行うプロジェクト「The Earth as Your Co-writer」に参加し、“地球”をクレジットし、ニューシングル「Space Orphans」をリリース。 環境問題に真剣に取り組むようになったきっかけはなんでしょうか。個人としてできるアクションをファンにアドバイスしてください。

日本の南の島で生活した経験が大きなきっかけです。海や作物、雨や風や日光などの気候の変化が生活に密接な影響をもたらす環境下で、限られた資源を大切に分け合って暮らす知恵、優しさを学びました。地球の一環として健やかに生きていく術を学びながら、助け合うことをいつも心に持って生きていきたいですね。環境問題からまるでかけ離れているように聞こえるかもしれませんが、一人一人ができるアクションの一つとして、好きなことを思う存分全うする、というのがとても大切だと私は思っています。一人が全てを解決することはできませんが、それぞれの得意技を活かして助け合う延長に、答えがある気がしてならないからです。小さなことといえば、ゴミを減らす努力をし、物を大切に使う、ということでしょうか。

 

ーLUCfestのラインナップの中で、特に注目しているアーティストはいますか?

日本から折坂悠太さんが出演するのが嬉しいです。今回新しい出会いがあるのではとわくわくしています。

 

ー何度も台湾を訪れていますが、今回の旅に何を期待していますか?

大変だったコロナの時期を経て、人々や街がどんな表情で暮らしているのか興味があります。変わらず鳴いている美しい鳥の声や風に揺れるガジュマルの気根、静かな路地に入って耳を澄ませるのが楽しみです。

 

ー台湾の皆さんへ一言お願いします。

久しぶりに台湾へ伺えること、とても楽しみにしています。時間があったら温泉にも入りたいし、お茶屋さんの大きな缶を開けて思い切りいい香りを吸い込みたい。

 

 

文:迷迷音 MeMeOn Music

写真:LUCfest 貴人散步音樂節

 

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