生形真一:「ライブという文化がなくなることは絶対に無い!」 Nothing’s Carved In Stone ベストアルバム《Futures》台湾リリースインタビュー

生形真一:「ライブという文化がなくなることは絶対に無い!」 Nothing’s Carved In Stone ベストアルバム《Futures》台湾リリースインタビュー

ELLEGARDEN の 生形真一 、 ストレイテナー の日向秀和、 FULLARMOR の 大喜多崇規 と ABSTRACT MASH の 村松拓 で結成した Nothing’s Carved In Stone  (略称 NCIS ) 。バンド史上初のセルフカバーベストアルバム《Futures》が8月26日に発売された。この大切な一枚が台湾ロックバンド FIRE EX.(滅火器)のレーベル「FIRE ON MUSIC(火氣音樂)」より台湾版のリリースも決定した。今回、ベストアルバム《Futures》に込めた想いを、ギターの生形真一が語ってくれた。

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ーまず、セルフカバーアルバム《Futures》台湾盤のリリースが決定されて、ご感想を教えてください。

バンド結成当初から日本以外の国でのリリースをずっと考えていたので純粋に嬉しいです。特に台湾にはツアーでも行っていたし思い入れもあったので。

そしてバンドも11年活動してきて、自分たち的にも成熟してきたと思うタイミングで作ったこのセルフカバーアルバムを、台湾での最初のリリースとすることが出来たのも良かったと思います。

ーセッションを中心に楽曲制作したそうですが、《Futures》で再録音する時、特に意識することやこだわりを教えてください。

セルフカバーということで代表曲も多く収録しているので、リスナーの曲に対するイメージを崩さず、なるべくアレンジはオリジナル通りで、グルーヴやサウンドの進化を収録出来ればと思い録音しました。

ー昔の曲を振りかえってみると、ご自身のバンドに対し、再発見や再認識したことはございますか。改めて、このバンドの持ち味は何だと思いますか。

曲としては楽器隊が色々やっていても中心にあるのは歌であること、そしてアレンジに関しては全員攻撃的な音を出しているようで、実際にはその中で押し引きが出来ていてバランスを大事に出来ているなと改めて感じました。

ー自粛生活が続いている中、日々どのように過ごしていますか?普段やらないことを挑戦してみましたか。(例えば料理やオンラインレッスンの参加など)

個人的にはコロナ前とあまり変わらず、スタジオに通って曲作りや音作りをしたりしています。ライブが出来ないのが残念ですが。

ー周りの音楽仲間たちはみんなどのように過ごしていますか。ネットを通して連絡していませんか。

少し前まではSNSでやりとりをしたりで、最近では実際に会って近況や今後について話したりもしています。

ーこの間、スタジオで無観客オンラインライブを配信されていましたが、どんな感想を持っていますか。

実際にライブが始まるまではどうなるのかわからなかったのですが、いざ演奏してみると思いのほか楽しくて、達成感のあるライブになりました。

ー新型コロナウイルスの感染拡大で、ライブの中止・延期を迫られて、音楽業界は生存の危機に晒された。音楽は生活必需品ではないと言われて、音楽のあり方も変わってきました。このコロナ禍の中、あらためて音楽の力は何だと思いますか。また、Nothing’s Carved In Stoneさんが音楽を続けていく理由を聞かせて下さい。

音楽は人を元気にしたり勇気づけることが出来るものだと思っています。

実際に自分たちはそういう音楽に救われてきたので、Nothing’s Carved In Stoneとしてもあくまで前向きに、聴く人に勇気を与えられるような活動をしていこうと思っています。

ー台湾ロックバンド Fire EX.のレーベル「FIRE ON MUSIC(火氣音樂)」より《Futures》がリリースされます。Fire EX.に対するイメージを教えて下さい。

聴く人に勇気や希望を与えることの出来る、数少ないバンドだと思います。

ープライベートで台湾へ旅行した事はありますか。「FIRE ON MUSIC(火氣音樂)」の5周年お祝いコメント動画でおっしゃった「羊肉爐(ヤンロウルー)」のこと以外、台湾に対する思い出やエピソードがありましたら、ぜひ教えてください。

ライブで行った事しかないのですが、日本人と感覚的に近いものを感じたのでとても過ごしやすかったです。

ー気になったり、「そこにライブしてみたい!」と思ったりする台湾のライブハウスがございますか。

ライブハウスはThe Wallというところでしか演奏したことがないですが、雰囲気のあるとても良いライブハウスだと思いました。

ーMeMeOn Musicの読者に一言御願いできますでしょうか。

今は世界的に大変な状況になってしまっていますが、ライブという文化がなくなることは絶対に無いので、いつか必ずまた台湾にライブをしに行きます。その時まではこの《Futures》を聴いて待っていて下さい。

Nothing’s Carved In Stone HP:https://www.ncis.jp/

photo:西槙 太一(Taichi Nishimaki)

文:MeM/ 写真:FIRE ON MUSIC