【MeMeOn インタビュー】 GLIM SPANKY タピオカ、平成の思い出!

【MeMeOn インタビュー】 GLIM SPANKY タピオカ、平成の思い出!

GLIM SPANKY が新アルバム《LOOKING FOR THE MAGIC》をもって、6月22日に台湾公演を行った。演出の直前に、インタビューさせていただいた。機動戦士ガンダムやももいろクローバーZのコラボレーションに関する話だけではなく、タピオカの話でもすごく盛り上がっていた。

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ー今日暑いですね。

松尾:暑いですね!びっくりしました。

ー松尾さんは最近いろいろなヘアスタイルをチャレンジしているそうですが……

松尾:はい!気分で!自分の写真に飽きたら変えます、色を。

ーツインテールのもあるし…..

松尾:はい!ファッションにあわせて。気分で!

SUGIZO:すごくいいロック好きな先輩

ー(笑)前回のインタビューで、亀本さんが「 機動戦士ガンダム 」の主題歌を担うバンドを羨むっておっしゃいましたが、今回はやっと「機動戦士ガンダム」に関わる仕事ができて、ご感想を教えてください。

亀本:とても嬉しかったですね!SUGIZOさんとも話したんですけど、今回のはそのガンダムの作品に対して、僕らも参加する。始まりになればいいし、これからもガンダムという作品に掛かれたらいいなと思っております。

ー最初は SUGIZO さんからのお誘いですか。

亀本:そうです。

ーすごいですね! SUGIZO さんと仕事し、何か印象に残るエピソードはありますでしょうか。

松尾: SUGIZO さんは全然年も違いますし、めっちゃベテランなんですけど、私たちがやりたいことがあったりとか、GLIM SPANKYをリスペクトしてくれて、好きなようにやってていいよって言ってくれたので、任せてくれるところがとっても多いので、お互いやりたいことをちゃんと話し合って、楽曲制作できたことが印象に残ってます。

ー SUGIZO さんに会う前と会った後の印象は変わりますか。

松尾:私、 LUNA SEA を聞いたことがなかったんですので、全くどういう人なのかな?怖い人なのかな?と思ってたんですけど、実際、めちゃくちゃいい人で、やっぱ同じロックが好きなロック仲間なので、すごくいいロック好きな先輩っていうイメージに変わりました。謎な人からロック好きな仲間に変わった感じです。

ー1982年に公開の『劇場版 機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編』の主題歌を再アレンジするということで、特に意識したものはないでしょうか。

亀本:リアレンジ自体は基本的にSUGIZOさんが作ったので、そこに僕らはゲストミュジーションとして参加したので、ちゃんと自分たちのプレーや歌の構成が出せるようにやろうってことをすごい意識してやってます。だから本当に色々考えずに、普段自分のスタイルをやっている感じです。

松尾:あとはやっぱ原曲をリスペクトした上で、もう一回新しい曲にするには「どうすればいいか?」歌の表現だったりとか、「原曲はこういう歌の表現、すごくドラマチックに歌い上げている、じゃ私だったら、まず、女性ボーカルだし、原曲と違いますし、女性の立場でこの歌詞をどうやって歌い上げたらいいんだろう?」っていうのを考えながら、今の時代に生きてる私だから歌える歌っていうものを意識して歌いました。

ー歌う時はいつも自分からの目線と原曲の目線と何か違うのかって考えてますか?

松尾:カバーする時は考えてます。自分の曲をもう自分の心を歌ってるので、また別なんですけど、カバーをする時はやっぱり原曲の人リスペクトした上で、自分が何かより原曲が表現されていない部分をどうやって引き出せるのかなっていうものを考えます。

ももいろクローバーZ:少女から大人に移り変わり、一瞬だが、すごく素敵な時期

ーそれでは ももいろクローバーZ さんに提供した曲のように、他人のために書いた曲というのはどうやって作りますか。

松尾:ももクロはまず曲を作る時に、ディレクターが今までももクロは少女、可愛い感じだった、そういうものを出していたけれども、年齢も二十歳を超えて、大人になってきたので、今まで見せたことがなかったレディーな、アダルトな一面を見せていきたいですっていうことを相談されて、じゃ今まで歌ってこなかったような少女と大人の間の揺れ動く心っていうものを今のももクロちゃんたちの年齢だったら歌えるんじゃないかなっていうことで、そういう微妙な、「自信はあるけど、自信はない」、「少女と大人の矛盾」っていうものを歌詞にしたいなって思って、作りました。

ー自分の経験が重ねている所もあるんじゃないかなと思いますが

松尾:そうですね。やっぱりみんな女性が通していく、二十歳になって、少女から大人になってっていうものを経験するので、そういう実際の自分の心も考えつづ、それと同時に、子供から大人になる時の揺れ動く女心っていうものも表現したかったけど。タイトルは「レディ・メイ」という曲なんですけど、パーティーで男の人惑わして、どいつが私に不倫なのかなっていう歌詞なんですけど、ヨーロッパーで昔から言い伝えられている「春の妖精」、春になると出てくる妖精がいて、その妖精は男の人を惑わする。春だから、とってもキラキラしていて、その春の妖精も可愛くて、美しくて、その魅力に男の人はメロメロになって、妖精の世界から人間の世界に帰れなくなちゃうっていう昔の言い伝えられたのも歌詞の中に裏テーマとして入れて、ちょうど今の時期にリリースされるということで、春から夏に移り変わりに乗って、すぐに移り変わっちゃうし、あっと言う間だし、でも春ってすごく素敵な季節。季節の移り変わりと少女から大人に移り変わり、それも一瞬だし、でもすごく素敵な時期、っていうものを意味を掛け合わせて作りました。

タピオカ論爭

ーなるほど。OKAMOTO’S「Dancing Boy」MUSIC VIDEOに参加しました。「平成を駆け抜けた同世代の仲間たち」 というコンセプトですが、古き良きにハマっているGLIM SPANKYさんにとって、平成の意味、そして思い出を教えていただけないでしょうか。

松尾:平成の思い出、何だろう?

亀本:日本の年号の変わり、あんまりそこ意識してなかったんだよな。まず自分が生まれた時は平成だった、僕は平成2年生まれたので、生まれた時は平成で、それから時代も変わってなくて、今回初めて変わったんで、「あ、変わるんだ」って感じしか。しかも変わる瞬間とか、昭和から平成のタイミング知らないし、あんまり無意識だったので、自分の小さい頃の思い出だったりとか、印象的なことたくさんあるんですけど、まだ新しい時代経験してないから、じゃ、平成どうまとめるかちょっと分からないよね。だから平成まとめるとただ自分の人生全てまとめるじゃん?平成しかいてないから。

松尾:確かに。

ー台湾に日本の新年号に関するニュースがたくさん出てきて、特に令和に入る直前、平成のまとめとかがすごく出できました……

松尾:ありました!ありました!流行ったものとか、おもちゃとか!今、日本はタピオカブームなので、みんなタピちゃんって呼ぶんですよ!

亀本:それはいないよ!

松尾:本当だよ!女子校生たち、みんなタピちゃんって呼ぶよ!「タピる」って!

亀本:あったことはない!

松尾:女子校生たちは「タピる」って、タピオカのこと!みんな並んでて、だから私たちの平成の終わりくらいはタピオカはまってたよね?飲んでたよね、よく?

亀本:そ、そうかな?!!年に数回じゃない?それこそ台湾に来た時は絶対食べたり飲めたいし、日本でそんなに飲まなくない?

松尾:私飲んだから!やっぱ女友たちといる時は……

亀本:原宿はずっとあるよね、昔から。

松尾:え?!そうなの……?

亀本:昔からあるよ!原宿!

松尾:新宿のタピオカ屋にも行ってたけど。

亀本:分からないよ!

松尾:そうね。平成の終わりはタピオカじゃない?

亀本:今だよ!タピオカは!

松尾:いや、今って、むしろ長いじゃん?!

亀本:そう……?分からないけど。

松尾:だってお店いっぱい出てきてるんじゃん?

亀本:だから今流行ってるじゃん?

松尾:だから一瞬じゃないじゃん?!ずっと、平成の終わりから今までもめっちゃブームじゃん??

亀本:タピオカって昔からずっと日本にできて、いたんじゃん?!

松尾:でも今がブームじゃん?

亀本:今がブーム。今までは、平成までは普通に存在して、で、令和に入ってブレイクしたじゃん?!逆に。

松尾:令和っていつから?

亀本:5月から。

松尾:もっと前からタピオカブームもあった……

亀本:そうなの?分からないなーーー!もういいんですよ!ただタピオカは昔から普通に流行出したじゃなく、ずっとあった、それは28歳に生きてきた中で、ここ1年ずっとあった、ただ流行出したのはここ3ヶ月くらい謎に流行出した感じはある。違う?!

松尾:違う違う!タピオカめっちゃ飲んだ。

亀本:もともと貢茶も半年くらいだよ?!もうちょっと前にあった?

松尾:知らないくせに言わない。じゃ、タピオカ、平成の思い出!

ー(笑)台湾と日本の味が違うと気がしますか?

松尾:あーー違うね!

亀本:違うね。もっちり感が強くて、サイズも大きいし……

松尾:お茶もおいしい!

亀本:そこにあるシロップみたいな物も付いてるんじゃん?それもちょっと違う気がする。お店がたくさん増えた分、チープな物っていうか、数が増えばやっぱりよくない物も増えてる気がするな。

松尾:確かに。

ーちなみに、タピオカ以外、松尾さんはすごくお茶や喫茶店が好きみたいですね。特にレトロの喫茶店です。東京であれば、穴場喫茶店を教えていただけますでしょうか。

松尾:あります!東京にはそういうところいっぱいあるんですけど、本当に私が学生時代からずっと通って、そこで歌詞を書いたりしていた場所は東京の国分寺っていう駅にある「でんえん」っていう名曲喫茶です。

ー教えていただいて、ありがとうございます。また、《LOOKING FOR THE MAGIC》を聞かせていただきました。1曲目からすごいサイケデリックなサウンドでKula Shakerなども少し思い出しました。やっぱり欧米のサイケデリックロックでもインドの音楽に影響される部分もありまして、今回は好きなミュジーションがロサンゼルスにいたことがあるというのも原因で、ロサンゼルスに行きましたが、もしかしていつかインドにも行ってみたいと思わないんでしょうか。

松尾:インド行ってみたいですね!

亀本:インド行きたいですね。ただ松尾さんなんか…..

松尾:怖いです。(笑)

亀本:日本以外の外国の食べ物が結構苦手で、食べれるか不安だからどうしようかなって悩んでます。

松尾:父親がしばらくインドに旅に行ったことがあって、あたし生まれる前なんですけど、その話をいっぱい聞くと不潔な、怖い町があったりとか、だからメンタルが強くないと行けない気がして、まだ勇気が出ないんですけど、やっぱりThe Beatlesがインドに行って感覚されたように、気になる場所がいくつありますね。だから機会があったら行きたいなと思ってますし、そこでなにか衝撃を受けることができるか分からないけど、何か自分の音楽に関連できる経験ができたらいいなとは思ってます。Kula Shakerも好きです(笑)

ー最後に台湾のファンにメッセージを御願いします。

亀本:ぜひロックミュージックが好きな方聞いて欲しいし、これからもかっこいい曲を作って、聞いてもらって、ライブにも遊びに来てもらえるように頑張ろうと思ってますので、よろしくお願いいたします。

松尾:台湾は去年もライブしまして、とっても嬉しいく思ってます。MeMeOn Musicも何回も取材していただけます。本当にもう台湾のファミリーだと思ってるので、ロックは好きな人は絶対に私たちGLIM SPANKYの仲間になって欲しいし、アジアのかっこいいサイケデリックロックを盛り上げていければなと思ってます。

ーありがとうございます!

【MeMeOn インタビュー】 GLIM SPANKY タピオカ、平成の思い出!
GLIM SPANKY

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文:MeMeOn Music / 写真:MeMeOn Music

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