声優でエッセイストの池澤春菜は本週の土曜日8月5日に台湾のガイドブック《最愛台湾ごはん 春菜的台湾好吃案内》を発行します!毎年何回も台湾にいらっしゃい、よくツイッターで台湾料理を紹介する池澤春菜は台湾人より台湾の料理が詳しいかもしれないです。今回インタビューさせていただきました。インタビューを読むと、「台湾大好き」な気持ちがすごくわかりました。
1. 初めて台湾に来るのはいつですか?きっかけは何ですか?
一番最初に台湾にお伺いしたのは、もう20年くらい前かと思います。イベントで呼んでいただきました。新聞に載ったり、取材をたくさん受けたり、とても歓迎していただいたのを覚えています。コーディネーターさんが「池澤さんは、台湾で絶対受ける!! こっちに来るなら、ボクが養子にしてもいいです」と言って下さったので、すっかり気をよくして……でもまさかこんなに台湾に通うことになるとは、そしてまさか台湾の本を出せるようになるとは、その時は思ってもいなかったです!!
2. 台湾に対して最初に印象を残す部分は何ですか?今になって変わったイメージがありますか?
パワフルでおおらか、ぶっきらぼうだけど優しい、あったかくてシャイ。台湾の人に対する印象は最初からずっと変わっていません。町並みやシステムは、行く度に新しくなっているのでとても面白いです(MRTはだいたい完成予定日を過ぎてもできてないけど……)。台湾は、古き良きものと、革新的な新しいデザインや建築物が共存しているのが魅力的ですね。
3. 毎回台湾に来る時必ず食べるや一番おすすめの台湾料理はありますか?
大好きな定番のお店、新しいお店、いつも半分ずつくらい行っています。人数が多ければいろいろ食べられる食堂のようなお店に、少人数だったら小吃をハシゴ。台湾はいくらでも選択肢があるのが良いですね~。日本人観光客のみなさまには、小籠包と芒果冰以外にも美味しいものたくさんありますよ~と、声を大にして言いたい(もちろん、私も小籠包と芒果冰は大好きだけど)。
4. 池澤さんもよく台湾料理を作ると聞きますので、お得意なメニューはありますか?作るの心得は何ですか?
先日買った大同電鍋、大活躍してくれています!! 頑張って手持ちで持って帰って良かった~。「最愛台湾ごはん」にもレシピを載せた、魯肉飯と白菜滷 、瓜子猪肉丸、菜脯蛋も良く作りますよ。あと蕃茄炒蛋、三杯鶏、地瓜粉と腐乳の炸雞、梅干扣肉なんかも。朝ご飯の蛋餅も定番ですね。今年の夏は、豆花粉があるので、豆花をおうちで作るつもりです。コツはやっぱり台湾の食材を使うこと。使い切っちゃったら、ほら、また台湾に買いに行くしかないし……
5. 台湾の調味料が好きですか?(辣椒醬、炸醬、豆瓣醬、沙茶醬、ほか)もし日本人にお勧めならどっちが選びますか?
冷蔵庫にぎっしりです!!日本人にお勧めするなら、豆瓣醬や沙茶醬かな。甘辛がお好きなら海山醤とか。スーパーマーケットは宝の山です♡
6. 池澤さんはお茶のプローですので、お好きな台湾茶がありますか?どんなところですか?
東方美人はとても好きです。華やかで気品のある味わいと香り、名前の優雅さ。偶然の産物から生まれ、ウンカというパートナーと人の手によって磨き上げられた、マイフェアレディのようなお茶だと思います。焙煎のしっかりした高山茶の、光を飲むような美しい味わいも大好きです。
7. 数々の町に旅行した池澤さんにとって一番気に入る所は何ですか?
一番はあえて決めないようにしています。これから出会うかも、と思う楽しみも大事なので。端から端まであちこち行ってみましたが、まだまだ行ってみたい場所、魅力的な場所があります。新しい出会いが待ってると思うと、すぐ台湾に行きたくなっちゃいますね~。
8. 今度台湾に来る時どこに行きたいですか?また試してみたいことがありますか?
次回は離島に行ってみたいと思っています。金門島かなぁ、馬祖島かなぁ。お茶の先生に連れて行っていただく話をしていたけれど、《最愛台湾ごはん 春菜的台湾好吃案内》を書いてて行けなかった福寿山も、来年は必ず!!でもねぇ……本当は一ヶ月くらい住んでみたいのです……
9.《最愛台湾ごはん 春菜的台湾好吃案内》を書くきっかけを教えてください。
台湾に遊びに行くお友達から「美味しいとこ教えて」と言われることがとても多くて。リストを作っているうちに、あれ、これ一冊の本にできちゃうんじゃないの、と。台湾本出したいな、どこかで書かせてくれないかな、と言っていたら、カドカワさんが拾ってくれました。ありがとう!!
10.《最愛台湾ごはん 春菜的台湾好吃案内》の見どころを教えてください。
台湾人にも「このお店知らない!!美味しい!!」と言ってもらった魅惑のラインナップでしょうか……(なので、いつか翻訳されて台湾版も出せると良いな)。台湾旅行は今日本でもブーム、たくさんの日本人が台湾に遊びに行っています。この本を持っていったら、もっともっと台湾を好きになって貰えるんじゃないかなぁ、と思います。
11. 最後に皆さんにメッセージをお願いします。
台湾大好きです。
その大好きな台湾をもっともっとたくさんの人に好きになって貰えることが、私にできる最大の恩返しかな、と思っています。なので、この本を出すことができて幸せです。これからもまだまだ台湾に遊びに行きます。いつか100回記念を台湾でお祝いできるといいな。皆さんの知っている美味しいお店、素敵な場所、オススメのあれやこれやも教えてくれると嬉しいです。
池澤春菜twitter:https://twitter.com/haluna7
《最愛台湾ごはん 春菜的台湾好吃案内》紹介:https://goo.gl/CebwZg
文:MeMeOn Music
写真提供:株式会社KADOKAWA