福岡の4人組 バンド 神はサイコロを振らない のメジャー1stシングル《エーテルの正体》がリリースされた。アニメ《ワールドトリガー》2ndシーズンエンディングテーマ〈未来永劫〉、日本テレビ新春ドラマ《星になりたかった君と》主題歌〈クロノグラフ彗星〉、そして伊澤一葉(東京事変/the HIATUS etc.)サウンド・プロデュース曲〈プラトニック・ラブ〉を収録した。
神はサイコロを振らないは柳田 周作(Vo)、 吉田 喜一(Gt)、 桐木 岳貢(Ba)、 黒川 亮介(Dr)4人で結成。 2020年にリリースした〈夜永唄〉がすごい話題を呼んだ。今回、柳田周作さんを迎え、今作について、そしてやコロナにおける心構えなどを語っていただいた。
ーZoomでの契約と無観客ライヴ配信でUNIVERSAL MUSICからのメジャー・デビューを発表するのは前代未聞ではないでしょうか。でも今この時代だからこそ可能になったことだと思います。結成当初からこれまで振り返ってみていかがですか。
僕らはお互いがどんな音楽をやりたいかではなく、ただただ気の合う4人で集まったバンドです。当時は皆んなでお金を出しあってなんとかレコーディングをして、CDを作って、それをライブで100円で売ったりしていました。そんな僕らの音楽が今や誰かの人生の一部になれていると思うだけでゾクゾクするし、きっとこの為に産まれてきたんだなと思います。
ー「エーテル」という言葉にしても、グループ名にしても、創作する時、科学などの理系の知識が取り入れられていることが多いようですが、普段どのような作品(本・映画・マンガ)が好きですか?
小さい頃からSFが好きで、《バック・トゥ・ザ・フューチャー》シリーズはセリフも言えるくらい何度も何度も観ました。大人になった今でも名作だと思いますが、「インターステラー」など、未だに物理に関する作品に興味を惹かれます。今現在見ている作品はNetflixの《DARK》というSFサスペンスのようなものです。
ー〈夜永唄〉をはじめ、神はサイコロを振らないの楽曲には優しいパワーを持っていて、常にリスナーを支えてくれます。一方で、柳田さんは落ち込んだ時は、どうやって乗り越えますか。
僕の場合ですが、あまりにも深い悲しみというものは他の何かで埋めることはできないので、時間のみが悲しみを麻痺させるのだと思います。僕は悲しみを忘れてはいけないと思っていて、悲しみすらも吸収しながら心を成長させていく事こそが人間の生き様だと考えます。
ー〈夜永唄〉が大きな話題を集めて以来、今もアニメやドラマの主題歌など、色々な展開をしています。特に《ワールドトリガー》シーズン2のエンディング曲〈未来永劫〉は声優の梶裕貴さんも「泣きそうになる。。」とツイートしていました。 タイアップ曲を制作するにあたって一番挑戦だと思うことは何ですか?
作品に寄り添うだけの制作になってしまえば、それは音楽家ではなく仕事人になってしまいます。作品に対して如何に自分の人生を投影できるか、自分らしい表現を落とし込めるかがポイントだと考えています。
ー柳田周作さんのコメントIDでの新曲の紹介映像と歌う時の雰囲気は、かなり違いますが、普段リハや作曲などをする時はどんな雰囲気でしょうか。何か面白いエピソードはありますか?
音楽をしている時の自分は集中するあまり静かになるかピリついていたりするので、その分の反動みたいなものが普段では爆発してしまうのかもしれません。たまにメンバーにキツく当たってしまう事もありますが、良い音楽を作ろうという熱い想いが全てなのです。実は物静かな人間なのです。笑
ーメンバーお互いの第一印象はどうですか? 一緒に音楽活動をしてから、今の印象は変わりましたか?
一番変わったのは僕だと言われます。というのも、結成当初から自分の中のバンド像が出来上がっていた為、プレイスタイル・楽器・服装・髪型・発言までも細かくメンバーに強制していた時期がありました。今となってはメンバーの事をとても信頼しているので、自由にのびのび活動してもらっています。俗に言う、丸くなりました。笑
ーステイホーム期間をきっかけにして、新しい趣味はできましたか。普段やらないことに挑戦してみましたか。
サウナが好き過ぎるあまり、サウナ・スパ健康アドバイザーという資格を取得しました。サウナで分からない事や困った事があれば、いつでも僕に連絡をください!
ープライベートで台湾にきたことがありますか。台湾に対する印象を教えてください。
まだ一度も行けていないのですが、本場の小籠包が食べてみたいです。小籠包の大食いにチャレンジしたいです!
文:MeMeOn Music / 照片:ユニバーサル ミュージック
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