2019年7月に発売された八枚目シングル《スペインのひみつ》を引っさげて、全国ツアー「ヤバイTシャツ屋さん“スペインのひみつ” ONE-MAN TOUR 2019」が現在展開中のヤバイTシャツ屋さん。10月7日にZepp Tokyoで行なわれた東京公演初日の模様をお届けする。ネタバレを含むので、今後の公演に参加する予定の方はご注意を。
ステージの後方にタンクトップくんのバックドロップが掲げられている。満員となった会場に、本番に入る前に軽快なBGMは次々と流れてきて、楽しい雰囲気を醸し出した。
「始まるよ!」スタートの合図を出す瞬間に会場から大きな歓声が沸き起こった。「ヤバイTシャツ屋さん2019ワンマンツアー初日、やらせていただきます!」とギター・ボーカルのこやまたくやが簡潔に挨拶をし、<かわE>でテンションが一気に上がった。その後、アップテンポの曲を連投し、シンガロングとコール&レスポンスが次々と発生し、全員を狂わせた。
「暴れろ!」とこやまの煽りでハイテンションのままで<ネコ飼いたい>に入った。ベース・ボーカルのしばたありぼぼのパートに入ったら、スピードを急遽落として、ギャップを作って、更に盛り上がった。曲の最後に、暗転したステージにこやまはスポットライトに当てられて、「たーあー~あー~」最後の一フレーズをどうしても終えなくて、笑い声が会場を溢れてきた。「これは全員が諦めるまでやる!」とこやまの話により、笑い声が尚更。「僕は諦めたから、止めさせていただきます。」とこやまがやっと耐えられなくて、自ら最後の一フレーズを終えた。
その後、初MCの時間に入った。「初日でございます!平日ですよ!平日から集まっていただき、ありがとうございます!」とこやまは感謝の気持ちを述べた。「初日ですけど、全く思い出がない。」としばたが冗談を言ったら、「ファイナルやったら?」とこやまが聞いたら、「めちゃめちゃある!」と即答したしばた。二人が楽しく会話してる途中にいきなりドラマーのもりもりもとに思い出についての質問を投げた。「あるよ!」ともりもとが落ち込んでた声で答えたとたんに、「あるのか?グルーブ感出してけよ!」とこやまが突っ込んだ。
「今日はワンマンツアーということで、曲をたくさんやりたいと思います。曲が多すぎで、後悔してます。だって、初日こんだけやってたら、今後全部やらなきゃならないですから。」とこやまの話で大歓声が起きた。「減らされへんから。」としばたも賛同の声。
「あれ?MCってこんなもんで大丈夫?この間ツアーファイナルの映像を見てて、喋りすぎてて引いたもんね」とこやまの余計な心配を語った。
次にもりもとの面白曲紹介のテーマをこやまは「めちゃめちゃおもんない紹介」で振った。それで、単なる大きい声で叫んだだけのつまらないパターンで
前半戦は<無線LANばり便利>で最高潮を迎えた。「歌ってくれよ!」メンバーの煽りで、盛大なコーラスが会場に響いた。シンクロ感は鳥肌が立つくらい凄まじかった。「跳べ!!」サビで全員思い切ってジャンプし、フロアが大きく揺れていた。
「飛ばしすぎちゃった!もう十曲やりましたよ!バンドによってはもう終わってるよ!」とこやまが言ったら、「ちょっと早すぎですよ」とメンバーからのツッコミ。「十曲で終わると気まずいな!十曲で終わる人なんていません!」とこやまが勝手に新しい結論を出した。「言っときますけど、僕たちはまだ半分行ってないですからね!」とこやまの告知で歓声が湧いた。
その後、こやまとしばたはバラエティー番組《エンタの神様》の白石美帆さんと《M-1グランプリ》の上戸彩さんどっちの方が必要されるのか?という論争を始めた。論争が段々激しくなっていく途中、「僕は要る?」と全員がもりもとの質問で爆笑した。「お前は絶対要るに決まってるやん!お前が要らなかったら、バンドはこんなやってねぇよ!」とこやまの答えで歓声や笑い声が響いてきた。そして、また論争に戻ろうとしているこやまに「MC長くない?」としばたのツッコミで「皆覚えて帰ってください。白石美帆さんはいないよりかはいた方がいい!」とこやまは簡潔に話題を締めた。
そろそろ本編に戻ると思いきや、こやまはまた別の話を始めたから、「また喋る気?」としばたのツッコミで再び笑い声を湧き起こした。やっとこやまがギターを弾き始めたけど、「間違えてしもうた…ホンマ間違えてるから、ネタとかじゃなく。ごめんなサイレントサイレン」とこやまがダジャレを放つ。それでメンバーが止めようとしたら、「ごめんなサイレントサイレン、せーの!」、「天下一品!」と客席まで完璧にネタを完成した。
「嬉しい時間をありがとうございます。曲に行きたいと思います。」MCの長さを感じたこやまが笑いながら、話する姿を見たら、笑い声は絶えなかった。その後気持ちを整えて、弾き語りから次の曲に入った。
<メロコアバンドのアルバムの3曲目ぐらいによく収録されている感じの曲>の番になると、またハイテンションのままで走っていく。サビの所で全員しゃがめてから一斉にジャンプするシーンは会場が壊れるほど迫力があった。
「ぶっ通したやん!また十六曲目まで!」とこやまが言ったら、「さすがにもう終わる人がおるよね!」としばたが相槌を打った。その後年齢チェックすることになって、10代から80代までいて、幅広い客層で歓声を起こした。
そしてもりもとに将来の夢を聞いてみたら、舞台俳優の答えが出たとたんに、笑い声が絶えなかった。「あとは人の親になりたいな!」ともりもとが二つの夢を言ったら、「子供をリリースしたい?」とこやまの質問にメンバーから「子供って新聞か!」と突っ込んで、笑い声は尚更。「僕小学校の卒業文集の将来の夢の所に、具体的に書いてないけど、人を楽しませる仕事をしたいって書いてた。」とこやまが話すと、「可愛くないガキやな!」としばたが突っ込んだ。
「いよいよラストスパート行きますよ!なかなかレアな曲をやってもいいですか?」と全員の歓声で迎えたのは自主制作盤の三枚目シングル《ポップコーンパーティー》に収録された<反吐出る>だった。その後、またアップテンポな曲を連発し、会場を再び狂わせた。
「凄いエネルギーを感じてます!音楽にはすごい力があると思ってて、皆の生活に寄り添えるような曲をこれからも作っていきたいと思います。」とこやまの熱いメッセージで歓声を起こして、最後の二曲を迎えた。
本編が終わっても、熱気はそのままアンコールが鳴り止まない。「ヤバイT!」、「シャツ屋さん!」と交代で叫んで、メンバーの再登場を待ちわびていた。メンバーが再びステージに登場したら、撮影時間を設けた。「面白いことになりまして、間違えて一日のほうにカメラマンを二人配属してしまいました。明日カメラマンなしです!今日カメラマン二人います。」とこやまの話で大爆笑を起こした。
カメラマン二人ともが撮影を終え、もりもとのコーナーに入った。もりもとはいきなりこやまに「歌いたい曲を歌おう」って言われたけど、冷静に「こんなこともあるんだろうと思って、一応用意してきた!」と言って、歌い始めた。全員の歓声の中にもりもとの歌声が会場に響き渡った。「歌ってよ!」ともりもとの煽りで、ハーモニーが綺麗に響いた。
その後、しばたありぼぼのあいうえお作文コーナーに入った。今回のテーマは「スペイン」だった。「ステキな夫婦」、「ペコ&りゅうちぇる」、「いつもまっピンクで可愛いわ」、「ん~それ林家ペー&パーと間違えてる」で完成度の高い作文に盛大な歓声が送られた。
アンコールの曲に行く前に、「2020年3月28日、29日、二日間、ヤバイTシャツ屋さんは史上最大規模の野外ワンマンライブ、場所は三重県・志摩スペイン村 パルケエスパーニャです!」とこやまの告知で歓声が一瞬溢れてきた。次に告知に相応しい新曲<きっとパルケエスパーニャ>を送って、テンションを上がっていく。
その後、もう一つの告知があった。スーモさんから協賛が入って、一名の方に『二度寝すな!』目覚まし時計をあげるとのことで、こやまが自ら目覚まし時計を鳴らしてみた。「メルカリとかで出すとそこそこ高くなると思います!」とこやまのコメントで爆笑。「はい、顔覚えたんで!住所特定するぞ!」とメンバーの発言でまた笑い声が出てしまった。
アンコールの最後に二曲を立て続けに送って、爆音を次々と投下した。全員思い切ってジャンプしたり、騒いだりして、楽しい空間を作り上げた。二時間弱で二十曲も超えたセットリストで耳鳴りが起きたくらい、インパクトを受けて、最高な夜になった。
Photo by オイケカオリ
文:MeMeOn Music / 写真提供: ユニバーサルシグマ
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