西原健一郎 が今週末に、 2019 年 2 月に発行されたニューアルバム《Elastic Afterwords》を持ち、台湾公演を開催。台湾公演前、この新作と台湾に対する印象についてインタビューさせていただいた。
ー6枚目のオリジナルアルバム《Elastic Afterwords》がリリースされました。Michael KanekoをはじめSIRUP、MARTER、Sam Ock、Pismo、Substantialnなど国内外のアーティスト達を迎え、フィーチャリングしましたが、フィーチャリングする方たちはどうやって選びましたか。
PismoやSubstantialはファーストアルバムから一緒に音楽を作ってきたので、もはやNishiharaサウンドの一部という感じで今回もフィーチャリングを決めました。他のアーティストも前から好きだったアーティスト、一緒にやってみたいと感じたアーティストという感じで、彼らの声を曲の一部としてイメージしてオファーしました。結果的に日本人のアーティストが増えたのも今回特徴的で、自分のスタジオで一緒に作業できたりしたこともとても特別なことでした。
ー今後コラボレーションしたいアーティストは特にいますか?また、一緒に仕事したい台湾人はいますでしょうか。
その時の出会いを大切に考えているので、良い曲ができるイメージがしたアーティストと出会えれば一緒に曲を作りたいです。台湾のアーティストも今回の滞在でも積極的に交流してこれからぜひ見つけたいと思います。
ー《Elastic Afterwords》では初となる日本語詞を取り入れことになりましたが、日本語を使う理由を教えて下さいませんか。
これまでずっと英語をメインに曲を作ってきましたが、それは日本以外のフィールドでも音楽を聴いてほしいという思いがありました。
10年間同じようなアプローチをしていくなかで、ある日、新たに日本語に挑戦することもサウンドとしておもしろいものができるのではと思い至りました。
結果として日本人以外のリスナーがどのように聞こえているのかわかりませんが、自分が完全に理解できる言語で曲を作ることができた充実感を感じています。
ーこの数年間、西原健一郎さんがアジアに行くようになってきました。韓国アイドル2pmのウヨンさんが西原健一郎さんに尊敬してるとインタビューで答えたのも1つのきっかけじゃないかと思います。いまKPOPは勢がすごくて、日本でもとっても人気がありますが、実際韓国へ行って、日本の音楽シーンと違うところは感じますか。
よりアグレッシブで、よりシステマチックな印象はあります。
音楽が産業としてすごいスピードで成長していっている感じでしょうか。
自分がやっている音楽が直接影響を受けるようなことは少ないかもしれませんが、韓国の素晴らしいアーティストや作品に刺激をうけることも多々あります。
日本は日本でとても独特なシーンの形成をするので、韓国の状況とはかなり違うと思います。
ーよくアジアツアーを回っていますが、海外のファンと日本のファンとの違いを教えて御願いします。
日本と海外という分け方ではなく、都市によってライブの反応も随分違います。
最初は戸惑うことも多々ありましたが、今では音楽に対する熱い思いは一緒で、何かその街が醸し出すような雰囲気をみんな持っているのではないかと思うようになりました。
日本も東京とそれ以外では随分違いますから、やっぱり街の力、街の魅力がそれぞれ出てくるのではないでしょうか。
ー台湾に対する印象を教えてください。
台湾はいろいろな意味で第二の故郷という感じなので、とても親近感があります。
初めての国外公演も台湾でしたので、台湾で公演をすることができることはとても感慨深く、自分にとって意義深いことです。
将来台湾に住みたいと思うこともよくあるくらい、大好きな場所の一つです。
ー最近、どんな音楽を聴いていますか。おすすめのはありますか。
ここのところずっと60年代〜70年代のヨーロッパのジャズを聴いています。
アメリカのジャズとはまた違う魅力があり、Eugen Ciceroというピアニストはクラシックをジャズに昇華させるという、ユーロジャズの一つのわかりやすい見本としておすすめです。
ー最近生活で面白いエピソードがありましたら、ぜひ教えて下さい。
ラーメン作りに目覚めてしょっちゅう家でスープからラーメンを作っています。
日本のラーメンもいまや独特な食文化になったと思います。
日本に来た時には是非、日本のラーメンを食べていただければ嬉しいです。
ー今回台湾にいらっしゃって、何か体験したいことはないでしょうか?
たぶん最もリラックスできる場所の一つが台湾です。大好きな台湾のご飯を食べつつ、ゆっくりリラックスできる時間があれば最高です。
ーMeMeOn Musicの読者にメッセージをお願いします。
Elastic Afterwordsのツアーで台湾に行くことができてとても嬉しいです。聴いていただいていた方もまだの方も是非アルバムを聴いてみてください。
よろしくお願いします。
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