タピオカドリンク専門店のトップセールス?!BLUE ENCOUNT台灣公演直前インタビュー

BLUE ENCOUNTという熊本発の4 人組ロックバンド、多数のアニメのテーマソングを担当、現代注目されています。今年10月に日本武道館にて初のワンマンライブを開催。チケットは即日完売。10月15日、BLUE ENCOUNTが初めて台灣にいらっしゃい、BIGMAMAと対バン。演出する前に、インタビューさせていただきました。

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《BECK》から武道館

ー武道館公演大成功、おめでとうございます。その公演はO-WESTでのMCから始まったそうです。O-WESTから3年間だけ経って、武道館に行けるのはすごいと思いますが、ご感想を教えてください。

辻村勇太:そのO-WESTで、武道館でやらたいっていう宣言はしたんですけど、僕たちは高校生16か17時は武道館でやりたいと言ってたんですよ。それがようやく12年かかって叶って、ものすごく考え深いかなと思います。

高村佳秀:もちろん自分たちがいろいろしたり、いろいろ考えたり、歌を作ったりしてくれるからこそいまがあると思いますけど、でも4人の力ではなく、周りがいろいろやっていただいたり、周りがブルエンのことを愛してくれたりだからこそのステージだと思ってます。

田邊駿一:僕もやっはり高校生の時からの夢だったので、僕らの中ではこう考えられた夢なんですが、でも本当にスッタフのみんな様の力、そして何よりも出会ってくれたファンのみんなの応援がなかったらできなかった。だからそういう意味ではみんなでやっと武道館に一緒に至るだなとわかりますね。

江口雄也:もちろん僕ら4人の夢が武道館だったっていうのもあるんですけど、僕らだけじゃなくて、そのチームスタッフはやっぱり、お客さんも同じ夢をみて、その武道館っていうのは一つの夢を目指して頑張ってきた。まぁ、一つの到達というのがあったので、とても最高の日になりました。

ー3年前くらいの激ロックのインタビューによると、みんながBECKという漫画でバンドの未来像を想像したそうですが。

辻村勇太:BECKを読んで、まず僕とドラム高村とギター江口は、まずBECKを通じて知り合ったんですよ。て、ギターの江口はBECKを読んでからギターを始めたんです。BECKって、いろいろ夢と絶望みたいな、いろんなものが混ざってじゃないですか。そのすごいデカイフェスに出たいだが、売れない、なんかいろんなバンドのリアルがBECKで描かれて。僕らがそれを見て、自分たちがどこまで行くんだろって想像しましたよね。

ーすごいですね!ちなみに、そのインタビューでも、BLUE ENCOUNTっていうバンド名は田邊さんが見かけた香港映画のタイトル『ブルー・エンカウンター』が由来らしいです。いまはその映画をみましたか。

辻村勇太:みてないです(笑)。

田邊駿一:DVDは持ってますね。

辻村勇太:俺が持ってた。みてないですが、一応管理してます(笑)。

高村佳秀:いつか見ようかね(笑)。

ー武道館という大きな目標を達成してから、今後の目標を教えてください。

田邊駿一:本当にもっともっといろんなお客さんと出会いたいなって思いますね。まだ僕らが知らないお客さんがたくさんいるので、もっともっと……そのためにはいいものをいっぱい作って、て、いろんな人に届けるようにライブをいろんな場所でやっていくと。これまでと変わらないですね、やってることは。やってることは変わらないですけど、これ以上にかっこいい音楽を作っていくとこれからの目標にしてますね。

ーだから今回は台湾公演をやりますよね。

田邊駿一:はい。

「やめなくてよかったな!」

ーもし3年前の自分にひと言声をかけるなら、何と言ってあげたいですか?

江口雄也:やめなくてよかったな!

高村佳秀:自分をもっと信じろ!やっぱその時いろいろ辛かったことがあったり、いろいろ悩みもあったんで、でもそこを、やっぱ自分たちを信じて、自分たちの音楽を信じてやり続けろうみたいですね、それは。

ーその時は一旦やめろうと思いましたか?

高村佳秀:何回もやめたいと思った。

ーどうして続けられましたか。

田邊駿一:やっぱりブルエンの音楽を信じていたので、続けられました。

辻村勇太:あとはやっぱきてくれるお客さんに助けられる部分も、やっぱ辛い中で、こうライブしたら、すごいなんか泣いてくれたり、嬉しい顔をみて、また頑張る、元気もらうっていうことはやっぱわかりますね。

ーこの3年間で一番成長したと思うメンバーは誰と思いますか?

辻村勇太:でも総合的にみたら、多分田邊駿一だね。

田邊駿一:いや、俺はそんなにないですよ!

辻村勇太:ブルエンのカッコを支えてるので。MCとかも。ボーカル田邊が一番成長したから、僕らも同じ成長するようにできたじゃないかなって。

ーみんな成長しましたね。さっき話した通り、MCとかは何かが変わりましたか?

田邊駿一:でも前と変わらないところを逆にいいのかな?メジャーデビューしてからも変わらずに、ずっとやってるっていうのが、まぁ、やらせて頂いてるっていう周りの人の力っていうか、やっぱそれをね、本当何回も変えようとは思ったんですよ、やっぱ。BIGMAMAの金井さんみたいイケメンで行きたいなぁとはね……

辻村勇太:それは無理だよ(笑)

田邊駿一:でもね、そう思いましたけども、やっぱりBLUE ENCOUNTとはBLUE ENCOUNTらしさがやっぱあるから、それでね十年やっていけるわけですから。だからこれからも、逆に言うと、変わらずにいたいなっていうのがありますね。

タピオカドリンク専門店のトップセールス

ーメジャーデビュー前とどこかが違いますか?

辻村勇太:ほとんと変わらないですね。

田邊駿一:ご給料いただける(笑)。

高村佳秀:でも前はバイトとかいろいろなことをしてたんですけど、いまはありがたいことにいただけるから、もっと前以上に音楽に集中することはできるから、やっぱ前以上に音楽を楽しめてるかなと思います。

辻村勇太:ブルエンのスタイル的なものは変わってないです。

ーちなみに、昔はどんなバイトをやりましたか。

田邊駿一:僕はまさにこれですね、タピオカドリンク専門店で、働いてて、一時期に日本でトップセールスを叩き出しました。渋谷で、そのタピオカドリンク専門店、まぁ、一人でやるお店だったんですよ。て、そこで全国でチェン店が何店舗があって、そこで一番業積がよかった、一番セール男で。て、ある日、イタリア人の人から僕と一緒にタピオカドリンク屋さんやりませんかっていうヘットハンティングされて、断りしたっていうことはありますけど。それオッケーしちゃったら、いま僕はもうね。

辻村勇太:いろいろやりましたね。あとコンビニ、セブンイレブン。

高村佳秀:建設業。

江口雄也:お寿司。

辻村勇太:みたいな、いろいろやってました。

武道館公演後は「THE END」?!

ー武道館公演でリリースが告知されたニューアルバムのタイトルは「THE END」。意味深なアルバムタイトルだと思います。この作品を紹介していただけませんか。

田邊駿一:今回すごく意味深な内容という感じですけれとも、決してBLUE ENCOUNTのTHE ENDではなく、全ての物事に対してのTHE ENDというもの。ネガティブな言葉ではない、ポジティブな意味というのがこのTHE ENDに込められてて。例えば嫌な思い出とか、過去の弱かった自分から終わりを告げて、新しい自分に向かうっていう意味はTHE ENDだったり、そういう意味でもいままでやってきたことを新しいことをするためにTHE END終わらせて次の一歩に進むみたいな。そういうポジティブな意味をTHE ENDという言葉を使いたかった。BLUE ENCOUNTがいうTHE ENDみたいな感じ。

高村佳秀:明るくいえるんですよ。終わるよ。深い意味がないっていうか、綺麗なTHE ENDのような。僕らにとってはTHE ENDがそんなに暗い言葉ではなく、前向きの言葉。

ー今後音楽で試したいことはありますか。

田邊駿一:もちろんバンドサウンドはこれからマインでやていきたいですけど。

辻村勇太:いままで自分たちがやってこなかったジャンルだったり、サウンドをいろいろ試していきたいなと。幅を広げていきたい。いろんなことをやって、それをまとめてブルエンらしいねっていわれるように、やっぱ僕らが音楽やっていきたいので、そういうチャレンジしたいです。

ー最近も、例えばBIGMAMAさんと対バンするとか、今後コラボしたいアーティストはいますか?

辻村勇太:Perfumeかな。

田邊駿一:Perfumeさんが大好きですから。

高村佳秀:みんなPerfume大好き。

田邊駿一:四人でも大好きです。例えば僕らが曲をやって、Perfumeが歌ったら踊れるとか。

高村佳秀:だったら最高だね。

辻村勇太:映像からコラボしたい(笑)。

ーロックといえばなんと思いますか。

辻村勇太:ロックはものすごい幅広いじゃないかなと。これしかじゃなくて、その人なりのロックがいっぱいあって、僕らは僕らのロックをしてますし、でも他人にお前らはロックじゃないよって言われるかもしれないですけど。でも僕らはこれ自分たちのロックだって思ってますし。

ーだから自分を信じて音楽をやっていきますっていう感じですね。

辻村勇太:そうです。それは一番ロックなことじゃないかなって。

高村佳秀:僕は直感的に思ったものがロックだと思ってます。自分がそれはロックだと思ったらロックだし(話しながらグラスを持ち上げる)。でも別に誰に何を言われるとかさ…

江口雄也:ウイスキーいらない?

高村佳秀:そうそうそう!(笑)でも周り同行に言われるとかは、自分が信じたものがロックだと思います。

田邊駿一:僕は叫ぶことはロックだなと思います。やっぱりバラードでも別に何てもすごく叫びたい、伝いたい思いがあれば、それをロックだなとちょっと思ってて。だからこそ、そのジャンルは別に関係なく、それぞれバンドやってたりとか楽器を持ってるのがロックの気持ちが絶対あると思いますよ。

江口雄也:その人のいきたいように生きてるのはロックだと思います。

「ドラエもん」とコラボしたい!

ーBLUE ENCOUNTさんは「銀魂゜」や「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」など、有名なアニメのテーマソングを担いますよね。みんなお好きなアニメや漫画を勧めてくださいませんか。

辻村勇太:もちろん「銀魂゜」もそうですけど。「ONE PIECE」、「Naruto 」、「攻殻機動隊」……

江口雄也:あと何なんだ?「ドラエもん」?

辻村勇太:「コナン」……

高村佳秀:「ドラゴンボール」……

辻村勇太:「ハイキュー!! 」、「とらドラ!」…….「攻殻機動隊」は初めてみたアニメです。

田邊駿一:「EVA」わかります?

ーわかります!台湾でもすごく人気ですよ!て、今後テーマソングやってみたいアニメはありますか。

辻村勇太:「攻殻機動隊」。でも合うじゃないかなと……

田邊駿一:でもやっぱり「ドラエもん」ですよね。「ドラエもん」だったら、俺らもすげー誇りだと思うよ。

ーツイッターでの写真を拝見しました。先日九份へ行きましたね。いかがですか?

田邊駿一:あの「千と千尋の神隠し」の舞台になったと言われている場所に行かして頂いて、大変いい景色でしたね。雨降ってたんですけど、逆に雨降ってるのがこう神秘的で、ミステリアスで、よかったですね。

高村佳秀:あんな高いと思わなかった、山が。すごい登ってた。

田邊駿一:日本では本当にみない景色でした。

高村佳秀:でもやっぱ臭豆腐の匂いが……

ー食べましたか?

田邊駿一:いやいや!ダメです。食べれます?

ー食べれます。

高村佳秀:でも納豆は食べれます?

ー納豆はちょっと…..

高村佳秀:一緒な感じだよ!

田邊駿一:でも九份は本当によかった!その建物の「千と千尋の神隠し」の舞台はね!お茶飲んだりしましたけど、美味しかったですね!

高村佳秀:お茶はすごい美味しいです!香りがいい!やっぱ景色もよくて、日本にないので、すごい新鮮でした。

ー今回は初の台湾公演なんですが、どんな公演を作りたいですか。

田邊駿一:まだまだ全然始めましたので、まずはBLUE ENCOUNTがどんな音楽をやってるのかっていうことをそれだけを見せたいです。特別なことはできないので、僕たちは。もう、必死に汗かいて、ロックにやります!

ー最後、MeMeOn Musicの読者に一言お願いいたします。

田邊駿一:台湾にまだまだ何も始まってないなので、これからさらに台湾の皆さんに音楽聞いてもらえるように大きいバンドになっていきたいと思いますので、いつかね「ドラエもん」主題歌をやれるように頑張りましょうということで、これからも応援宜しくお願いします!ありがとうございます!

文:MeMeOn Music

写真提供:Sony Music

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