2023 年 1 月にメジャーデビューし、「第65回 輝く!日本レコード大賞」新人賞にノミネートされていた LIL LEAGUE from EXILE TRIBE が、2 月 28 日に 1st アルバム《TRICKSTER》をリリース。リード曲〈Lollipop〉の MV は台湾で撮影され、LIL LEAGUE の初の海外撮影となった。アルバムのリリースを機に、岩城星那、中村竜大、山田晃大、岡尾真虎、百田隼麻、難波碧空の 6 人をインタビューに招いた。
ー〈Lollipop〉MVは、台湾・石頭公園の廃遊園地と、Lihpao Resortの遊園地で撮影されました。 撮影過程で特に印象に残っていることはありますか?
百田:そもそもメンバーのうち 3 人が人生で初めての海外でした。もちろん LIL LEAGUE の仕事としても初めての海外だったので、移動から撮影まで全てが印象的でした。
ー台湾は初めてですか? 撮影以外に観光や食事に行きましたか?
晃大:個人的には台湾に行くのは2回目でした。撮影の合間を縫って中村・岡尾とショッピングモールに行って買い物をしました。タピオカ入りのドリンクを注文したんですが、注文が通じていなかったのかタピオカ抜きで提供されました。
ー〈Lollipop〉は2分ほどしかない曲で、エドヴァルド・グリーグ作曲の戯曲「山の魔王の宮殿にて」も引用しており、とても親しみやすいメロディーになっています。 歌う時、特に意識する点はありますか? 各メンバーのパート割りはどのようにしていますか?
中村:今回の楽曲は「表と裏」をコンセプトに制作しているので、同じフレーズでも声の成分を変えています。もちろん声だけでなく、ダンスや表情も二面性を強調する意識でパフォーマンスしているのが特徴です。パートによって表現を変えているのでそこに注目して聴いていただきたいです。
ー歌詞のテーマは「表と裏」。人々は甘く華やかな世界に憧れますが、実はその華やかさには必ず苦い経験が伴うということです。デビューして1年、芸能界で想像していたのと違うことはありますか? また、特にやりがいを感じる、難しい、あるいは苦しい部分はありますか?
百田:初めてのツアー「LIL GATEWAY」がまさにそうでした。ライブパッケージを自分たちで一から作っていったので、分からないことだらけですごく苦しかったですが、ツアーを完走した時に大きな達成感を感じました。
ー第 65 回日本レコード大賞新人賞を受賞するなど、急成長を遂げている LIL LEAGUE ですが、当時オーディションに応募しようとした時(あるいは応募をためらった時)の自分に一言お願いします。
山田:当時の自分が覚悟を持って応募してくれたからこそ、このチャンスを掴むことができました。あの時の自分に感謝しています。
ー〈Lollipop〉は LIL LEAGUE の 1st アルバム《TRICKSTER》に収録される予定ですが、タイトルの「TRICKSTER」とはどういう意味ですか? このアルバムの魅力を教えてください。
百田:「いたずらっ子」のような意味を持っている言葉で、ポップな楽曲とダークな楽曲の両者を歌うLIL LEAGUEが表の世界と裏の世界を行き来する姿をイメージしています。アルバムの収録順などにもこだわり、LIL LEAGUEのこれまでとこれからの両者を楽しんでいただきたいという思いで制作しています。
ーメンバーお互いについて印象に残っているエピソードや、お互いに好きなところを教えていただけますか?
竜大→隼麻:明るくて思いやりのあるメンバーです。やんちゃな一面もあって、一緒にいて元気になれる存在です。
晃大→竜大:一つのことに没頭できるところが尊敬できます。自由な発想で何かを極めていくことに長けているところがすごいと感じます。あと歌が上手いです。
隼麻→晃大:第一印象は怖かったです。同じグループに所属して苦楽を共にしていく中で、面倒見があって面白いメンバーだと気づきました。年下組の自分たちのことをよく気にかけてくれるところがいいところだと思います。
ー信頼関係を築くコツは何でしょうか?グループで最近ハマっていることを教えてください。
中村:メンバー6人で寮生活しているので、コミュニケーションを取る中で自然と信頼関係が生まれていると感じます。仕事ではないプライベートな時間も一緒に過ごすことでお互いの間にある壁がなくなっていると思います。
ー以前、EXILE ATSUSHIさんと東京スカパラダイスオーケストラさんのコラボ曲〈フォトグラフ〉に参加しましたが、先輩との付き合いについて教えてください。何か面白いことはありますか?
百田:ファンイベント「LIL SMILE」で、THE RAMPAGE の陣さん・岩谷翔吾さん・浦川翔平さんには司会を務めていただきました。先輩の力もあってファンイベントがものすごく盛り上がったので、自分たちのイベントではありましたが皆さんの背中を見て勉強することができた時間でした。
ー今後の目標をお聞かせください。
山田:3年後にドームツアーをするという目標を掲げています。もちろん日本だけにとどまらず海外での活動の幅を広げていきたいです。海外の皆さんにも自分たちの曲を聴いてもらって、皆さんを虜にできるようにアーティストとして一人前になりたいと思います。
LIL LEAGUE SNS
文:迷迷音 MeMeOn Music
写真:avex