昨年 10 月 23 日にメジャーデビューを果たした 18 歳のシンガー、 Ado 。メジャーデビュー曲〈うっせぇわ〉がさまざまな音楽チャートを席巻し、大きな話題になっている。そういった Ado が 2021 年第 1 作目の楽曲〈ギラギラ〉を 2 月 14 日にリリース。新作を機に、インタビューをさせていただいた。
ーまず、「Ado」という名前の由来を教えてください。
日本の古典芸能である狂言の中で呼ばれる役割の「アド(脇役)」から来ています。
小学生の時に、狂言のうちの1つである「柿山伏」についての授業をしている時に初めて「シテ(主役)」と「アド」という言葉を耳にし、響きのカッコよさで「アド」を選びました……
ちなみに「ado」は、「骨折り」「騒ぎ」「面倒」という意味があるみたいですが、これもこれでなんだか私に合っている気がします……
ーメジャーデビューしてから、変わったことはありますか?
特に変わったことはありません…… むしろ変わっていないことが少し恐ろしいです……
ー新曲〈ギラギラ〉 は 2 月 14 日バレンタインデーに発売されます。Adoさんにとって、 バレンタインデーの理想の過ごし方は何でしょうか。
理想のバレンタインデーは学校でチョコレートを大量に貰って困りたいです……
ー新型コロナウィルスの感染拡大により、音楽業界は大きく変化したと思います。ネット発の Ado さんにとって、このような時期こそ、逆にすごくいいチャンスではないでしょうか。 Ado さんは何か変化を感じていますか?
私の歌が以前より多くの人に届いている印象があります。メジャーデビューしたというのもそうですが、家にいる時間が増えたことはとても大きい影響力になっていると思います。
ー VOCALOID の曲が好きで音楽を始めたそうですが、自分で作曲してみたいと思うことはありますか?
作詞作曲の経験は何回かありますが、やっぱり難しいですね……でもVOCALOIDを使っての作曲はいつかやってみたいです……
ーAdoさんのお気に入りの楽曲、また、最近聴いている楽曲を教えてください。
最近はアニメ《キャロル&チューズデイ》のアルバムと、伊根/INE さんというボカロPさんの曲、特に「ルーセ」を何かに取り憑かれたかのように繰り返し聴いています……邦楽や洋楽も聴きますが、基本はボカロばっかりです。
ー音楽以外に、どんなことに興味がありますか?
イラストを描いたり、物語を考えたりすることが好きです……
ー闇の深いダークな世界観が魅力的ですが、ボカロ圏以外で好きなクリエイターはいますか。(例えばイラストレーター、作家、漫画家、監督など)
ボカロ圏以外だと、画家はクロード・モネ、映画監督はティム・バートン、ヤン・シュヴァンクマイエル、あと、監督ではないですがDisney作品が好きです。
ー音楽はAdoさんにとってどのような存在ですか。
私にとって音楽は、無くてはならないものです。音楽は私の人生を色んな意味で変えてくれたので、すごく大切な存在です。
ー 2021 年 1 月 10 日 Zepp Divercityでワンマンライブするとtwitterで宣言したことがありましたが、コロナでライブを開催することはできなくなりました。もしワンマンライブができれば、どのようなライブにしようと思いますか。
今後どうなるかはわかりませんが、Adoの世界観が詰め込まれたライブをしてみたいな……とは思っています。
ー今後の予定や目標を教えて下さい。
今後はもっと活動の幅を広げてみたいです……
そして、いつか大きな舞台でワンマンライブを行うのが私の夢です。
ー最後、台湾の読者に一言をお願いいたします。
台湾の皆さん、読んでいただきありがとうございました。国外にAdoが進出していると思うと感慨深いものがあります。台湾で私の歌を聴いていただけていることが本当に嬉しいです。皆さんのおかげでこれからも頑張れます。
〈ギラギラ〉配信リンク:https://ado.lnk.to/giragiraTP
Ado Twitter:https://twitter.com/ado1024imokenp
Ado YouTube:https://www.youtube.com/c/Ado1024
文:MeMeOn Music / 写真:ユニバーサルミュージック