Plastic Tree が、約 4 年を経てついに新作《痣花》を発表。 これを機に、Plastic Treeのメンバーである有村竜太朗(ヴォーカル)、ナカヤマアキラ(ギター)、長谷川正(ベース)、佐藤ケンケン(ドラム)の4人を迎え、今作の意味、バンドとしての心境変化、そして台湾への想いについて語っていただいた。
ーまず、タイトルの「痣花」に込められた意味を教えてください。
有村竜太朗:痣のように残って薄くなって消えていく想いの切なさを歌った曲です。
ー約4年ぶりの新作となりますが、この 4 年間でコロナがPlastic Treeさんにも大きな影響を与えたのではないかと思います。以前は重要だと思っていたが、コロナ禍を乗り越えた今はそれほど重要でなくなっている物事がありますか。逆に、昔はあんまり気にしてなかったが、今になって重要だと気づいたものは何でしょうか。
長谷川正:コロナの大きな影響としては、人との距離感などの関わり方が変わった事が挙げられるかと思います。乗り越えつつある今はコロナ以前の状態に少しづつ戻ってきたとは思いますが、改めて人同士が繋がる大切さを実感しています。
ーコロナ期間中、「Peep Plastic Partition 」をテーマに、旧曲を中心としたオンライン・ライブを何度も開催し、コロナ後もこのシリーズの有観客ライブを行って、継続してきました。昔の曲を見直していく過程で、何か新しい発見はありましたか?
ナカヤマアキラ:昔の曲を久々にやると随分と、違った印象で演奏できる曲もあれば、全く印象の変わらない曲もあり非常に楽しいです。
ー《剥製》以降、Plastic Treeの曲はより優しくて儚くなり、浮遊感や時の流れに対する切なさをより感じられます。 この数年間での心境がどのように変化したのか教えていただけますか?また、創作の方法や考え方に何か変化がありますか?
長谷川正:バンドとして表現できる幅が広がってきた事で、楽曲自体もより深い心象風景を描けるようになってきたのだと思います。創作の過程や取り組む考え方の根本的な部分に大きな変化は無いように思います。
ーこのメンバーで長く続けられる理由はなんでしょうか。
長谷川正:バンドに対して共通の価値を見出しながら、お互いの意見を伝え合うコミュニケーションが出来るからではないかと思います。
ー最近、バンドで熱中していることは何ですか?また、最近おすすめの映画やアート作品、あるいはアニメはありますか?
佐藤ケンケン:バンドで熱中していることは、個人的には「Plastic Tree Autumn Tour2023 『痣と花』」のイメージトレーニングです。最近のおすすめは、Netflixのサンクチュアリです。
ー何度も台湾にいらっしゃったことがありまして、台湾に対する印象を教えてください。 懐かしいグルメなどございますか?また、今後台湾を訪れる機会があれば、特に体験してみたいことはありますか?
有村竜太朗:台湾は何度もライブをしに行かせてもらってて、その度にバンドの事を愛してくれる方々の想いを実感するので、自分の中では第二の故郷みたいな場所です。台湾の温泉に入ってみたいです。九份がすごく美しかったのでいつか泊まってみたいです。
ー日本のライブに参戦する台湾のファンもけっこういますが、日本のおすすめの穴場があれば教えてください。
佐藤ケンケン:箱根の温泉はいかがでしょうか。
ー今後の目標や計画を教えてください。
長谷川正:現在は次の作品に向けてメンバーで取り組んでいますので、それらが良い形で発表出来るように頑張りたいと思います。
ー台湾のファンにメッセージをお願いします。
有村竜太朗:とても大好きな場所なので早くライブをしに行きたいです。。また会える日を楽しみにしています。
長谷川正:いつも我々を応援して頂いてありがとうございます!しばらく台湾には行けていませんが大好きな場所なので、ぜひまた行ける事を楽しみにしています!
佐藤ケンケン:台湾のみんなへ。少し久しぶりのメッセージになります。いつもありがとう。会いに行ける日をとても楽しみにしています。これからも末長く共に。
ナカヤマアキラ:台湾の皆様、お元気でしょうか?また台湾に行って楽しくライブをやりたいです。
〈痣花〉配信リンク:https://GutsRecords.lnk.
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文:迷迷音 MeMeOn Music
写真:風雲唱片Guts Records