日本のシンガーソングライター「さかいゆう」が1月21日に初台湾公演を開催した。18歳の時に突如音楽に目覚め、22 歳の時に単身でLA に渡り独学でピアノを始め、2009年10月7日にシングル「ストーリー」でメジャー・デビュー。大人気TVアニメ「のだめカンタービレ フィナーレ」、映画「幸福のアリバイ~pitcute~」などの主題歌に起用された。公演前に、インタビューさせていただいた。
ー今回は初めて台湾にいらっしゃったんですか?
はい。初めてです。
ー台湾に対するイメージを教えて下さい。
日本と仲がいい。日本語が通じることが多い。ご飯がおいしい。あと、気候は沖縄に近いでしょう?だから人柄も近いって聞きました。
ーよく言われてるのは大阪と似てる感じですね。
そういうことか!でも大阪人好きだから、たぶんここ住めると思う(笑)。
ー台湾で体験したいことはありませんか。
とりあえず、歩きたいですね。一週間くらいいれるんだったら、車借りて、ドライブすきなんで、一周したいですね。
ーでも台湾は日本と逆の左ハンドル、右側通行ですよ。
俺最初に車の運伝免許取ったのはLAだから、ぜんぜん大丈夫です。
ーちなみに、LA に渡り独学でピアノをはじめたそうです。
はい、独学で、21歳くらいの時と思ったけど。
ー独学なのに、どしてわざわざアメリカに行きましたか?
ピアノを練習するつもりじゃなくて、音楽の勉強したり、ライブをみに行くために行ったんです。音楽理論とかぜんぜんわからない。いまでも音符が読めない。全部耳で覚えて、バンドと一緒にやる時も全部覚えてもらえます!
ーへえ?!そうですか?!すごいですね!
時間がかかるから、耳で聞いてぱってやったほうが早いから、僕の場合は。
ー耳がいいですね!
耳がかなりいいから、それが結構恵まれてました、最初から。一回やったのはあんまり忘れないタイプだったんで、そこだけ。
ーLAの話について、もうちょっと聞かせていただきたいです。LAへ行くのはライブを見るためですね。
日本で見れないライブが見れるんで、例えばB. B. King、James Brownとか、この人たちが日本にあんまりこないから。日本に来てる人たちは本当に有名な人だったり、日本で集客ができる人たちが来るけど、アメリカへ行かないと見れないような人たちがいっぱいいったんで、僕が好きな音楽がR&Bとかhip hopとかjazzだたんで、完全に日本の音楽じゃないから、アメリカでライ
ブ見に行ったんですね。
ーこういうジャンルが好きのはいつ頃からですか?
二十歳くらいですね。
ー漢字の名前じゃなく、平仮名の名前で活動するのは特に理由がありませんか。
漢字は「酒井優」なんですけど、それだと、「酒」は匂いがあるし、「優」はやさしいというイメージがあるので、そういうのをなくしたいと思って。平仮名と片仮名で悩んでたんだけど。
ーでもさかいさんの曲って、やさしい曲がけっこうありますね。やさしくて、幸せな感じが曲に溢れます。さかいさんにとって、音楽はどんな力を持ってますか。
僕にとっては一生飽きない玩具のような存在。でもそれは自分のためだけ考えたらそうなんだけど、もっとこうやって、台湾やイギリスとかいろんな国でライブをしたりしたいです。やっぱり言語が通じなくても音楽で一瞬で通じるですね。ただ一秒でみんなひとつになれるし、パスポートもいらない、簡単に繋がれる存在ですね。お金もかからない、ただ聞いてるだけで、みんなが一つになれます。音のパスポートみたいだなと感じます。
ーそれでは、歌詞の大切さについてはどう思いますか?
自分の言葉で自分が思ってることを表現する場所。メロディーと歌詞が結婚してないと音楽にならないよね。だからすごい大事だと思います。歌詞がない場合もあるんですけど、ある場合はちゃんと結婚させないとだめだから、すごく慎重に相性は考えます。だから曲を書くのも歌詞を書くのも早いんだけど、曲と歌詞を一緒にさせるのはすごい時間かかります。
ーさかいさんのPVは物語性が高いのもけっこうあります。例えば、<ジャスミン>とか。こういうPVもさかいゆうさんからの提案が多いでしょうか。
PVは監督に任せてるんですよ。言ってみれば、小説家の人はその映画化する時に口出さないという感じと一緒です。多くのアーティストは小説も書いて、映画になる時も映画にも口を出してるタイプでしょう。僕が思ってるのは、原作は原作、映画はあの映画の監督に任せるという感じに、僕はしています。
ーじゃ、PVをみると、「なるほど!こんな思いもあるんだ!」という感じがありますか?
あります。そこまではコントロールしなくていいから。曲は僕が書いただけで、世の中に出すとこの曲がもう自分の曲じゃないと思って。どう感じるかはお任せします。
ー海外で人気が出るにほんの音楽はやっぱりドラマやアニメのタイアップ曲です。こんな状況に対してはどう思いますか。
ぜんぜんいいと思います。音楽が売れるっていうことは間違いがないから。僕らはただ作るだけだから、それを売るって言うのはスタッフさんだったり、そういう人たちの仕事であって、買うっていうのも聞きたいから買うでしょう?それはやっぱりアンコントロールだから、僕みたいの作り手はコントロールできるところじゃないから、、僕の曲もめちゃくちゃ売れるかもしれないし、あんまり売れないかもし
れないけど、作り続きます。AKBとかジャニーズが毎回売れるけど、悪い感じが一切ない。アニメが売れるのも納得できるし、楽しいし、僕もアニメのタイアップ曲が何曲かあるんですけど、それはやっぱそのアニメを見て、イメージして、曲を書いたんですけど、やっぱ普段自分が作る曲より楽しい感じ、それがネガティブに考えたくないです。こんな曲を書かせてもらって、ありがとうってそのアニメに対して。
ー台湾で体験したいことはありませんか。
自分の歌物がポップのほうが多いけど、もし台湾の音楽とミックスされて、新しい変化が生まれたらうれしいなと思います。。そのため、今回は散(笑)。
文:MeMeOn Music
写真:MeMeOn Music
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