P!SCO 9周年祭の際、日本女子グループ「ぜんぶ君のせいだ。」と共演。台北公演直前、P!SCO とぜんぶ君のせいだ。を迎え、対談させていただいた。
ーまずP!SCOとぜんぶ君のせいだ。最初に出会ったきっかけを教えてください。お互いのバンドの印象を教えて下さい。
如月愛海:ぜんぜん大人の関係です。P!SCOを知らない状態で、私たちをよく知って下さってる方が紹介して下さって、今回一緒にライブができました。
Rachel:そうなんです。
ーじゃ、P!SCOからはどうですか?
Rachel:同じです。友たちの紹介で今回のライブができた。
ーその前、ぜんぶ君のせいだ。のライブ見たことがありますか?
Rachel:正直に言うと、ないですね。薦められて聞いてみたら、すごいなと思います。初めて聞いた時、ちょっとびっくりした。シャウトもあるし、しかもハイスピードで、かっこいいです。MVも素敵だし。
一十三四:音楽のジャンルに縛られない、オルタナティブな雰囲気もあって、楽しかったり、みんなで盛り上がってするのがすごいかっこいいと思って、昨日のライブすごい心捕まりました。
ー昨日高雄で実際にお互いのライブは見たら、どんな感じでしょうか?
ましろ:ライブすごい楽しかったです。けっこうぜんぶ君のせいだ。もみんなお客さんと一緒に遊ぶみたいのを結構大事にしていて、それをP!SCOさんはもっと知らないようないろんな遊び方で、身振り、手振りとかすごいたくさんあって、それに対して、P!SCOさんにぱちぱちかっこいいライブをして戦ってる、一緒に遊びながら戦ってる感じ、あれしてみたいねって、すごい勉強にもなって、楽しかった。
ー一緒にダンスしましたか?
ぜんぶ君のせいだ。全員:しました!楽屋でも見ながら一緒にやってて、すごいと思って(みんな手振りしてみる)
ーP!SCOがぜんぶ君のせいだ。のライブをみたらどうなさいますか?
CatLun:驚いた!
Rachel:かっこよすぎだ!決してかなり厳しいトレーンニングがないとこうなれないよね!45分間休憩なしで行けるなんて、相当体力がないと絶対できないだよ。我々のような年を取った人にとって、無理だわ(笑)。
CatLun:ボーカルからみると感服するしかないね!ガラガラ声にならなくて、思わずシャウトさえやるし。
Rachel:感服したわ!
ぜんぶ君のせいだ。:ありがとうございます!!
ー高雄に行った時、何か特別なエピソードがありますか?
咎憐无:タピオカがとってもおいしくて二日連続で飲みました。
一十三四:夜市も行きました。
咎憐无:歩いてる度に匂いが変わるんですよ。「あ、ここが牛肉の売ってるところ!」、「あ、ここフルーツの匂いなのか!」とか、すごい楽しいロードでした。
ーみたことないものもけっこうあるんじゃないですか?
ましろ:みたことないものだらけ!
一十三四:あの小さいいっぱいの貝どうやって食べるのか?
(Rachelが小さい貝の食べ方を見せる)
ぜんぶ君のせいだ。:なるほど!
ーじゃ、日本のアイドルグループをつれて高雄へ行ったP!SCOにご感想を聞かせていただきます。
Rachel:ぜんぶ君のせいだ。の皆がすごく若いのに、礼儀正しい!でも、ステージに立つと別人みたいに、すごくパワフルなライブをしていた。我々にとって、すごく勉強になった。今夜のライブが終わったら、新しいインスピレーションが必ずどんどん湧いて来ると思います。本当にいい刺激になったなと。
ぜんぶ君のせいだ。:うれしい!
Rachel:台湾にはこんなアイドルグループがないから。
ぜんぶ君のせいだ。:もっと来ないとね!
CatLun:台湾のアイドルは歌かダンス、片方しかできないけど、ぜんぶ君のせいだ。は歌もダンスもできるね。
Rachel:私が気になったのは、今若者に韓国アイドルグループのほうが人気があるけど、韓国と日本のアイドルは全く違う。韓国のアイドルはステージの上に必ず完璧なパフォーマンスや一番美しい顔を見せる。でも、ぜんぶ君のせいだ。は違うね。顔とか気にしなくて、必死に演出して、とにかく超クレージー!楽屋に戻ったら、みんな汗まみれになったよね。
CatLun:全員が雨に濡れたみたい!尊敬する!
Rachel:確かに尊敬するね!こんな思い切ってやるという感じは韓国とは全然違うね。私だったら、ぜんぶ君のせいだ。のようなパフォーマンスの方が好きかな。
ましろ:ありがとうございます!気持ち、感情がすごく大事にしてて、言葉とか、歌詞とか通じないんじゃないですか?台湾の方と。でもすごく自分たちも気持ちでぶつかったから、台湾のお客さんたちもすごく気持ちですごいぶつかってきてくれて、ぜんぜんライブやってよかったなとすごい思ってます。
ーぜんぶ君のせいだ。は最初、事務所が病みかわいいをコンセプトにしたアイドルグループを作ろうという話しから、メンバーオーディションが行われて、結成されたみたいです。こういうコンセプトはアイドルシーンに珍しいと思っています。現メンバーがそれぞれ加入したタイミングが違いますが、それぞれなぜぜんぶ君のせいだ。に入りたかったのか教えてくださいませんか。
如月愛海:もともとアイドルはみんなそんなに知らなくて、コドモメンタルと言う事務所があって、そこの精神みたいなところに引かれてて入った人たち、そこからアイドルグループができました。
ーみんな心の中に闇とかがあるため、入ったわけでしょうか?
一十三四:それがあんまりなくて(笑)すごくポジティブ!
如月愛海:ただ、その人が好きすぎで苦しいとか、そういった気持ちとかを絶対にみんなにあるはずだから、それを表せたらいいな。
ーP!SCOが最近リリースした新作<光圈(アパーチャー)>にはいじめや人に認められたいという気持ちに関する感情も含められています。音楽を通して「あ、世界のどこかに自分と同じ考え方、自分と同じ感情を持ってる人がいるんだ!」とわかってて、居場所を見つけて、救われた人が結構いると思います。これもMeMeOn Musicが音楽を紹介するきっかけなんです。皆さんもバンドや曲に救われた経験がありますか?どのバンドなのか教えてくださいませんか。
ましろ:例えば僕もけっこう家からあんまりうまく出れなかったとか、他のメンバーもこの人とうまく交流するのが下手だったり、人見知りだったりする経験があって、でもぜんぶ君のせいだ。曲はけっこう自分たちのそういうのを歌詞にしているので、ぜんぶ君のせいだ。の曲に自分たちもすごく救われていて、それを通して、「それでも大丈夫だよ!」とみんなに歌うことにして、自分たちもすごく救われてます。
Rachel:いい質問だね。ELLEGARDENの
Omoi:場合によって違うけど、最近はP!SCOの(大笑)。
ーどの曲ですか?
Omoi:新曲だろう!(笑)
Rachel:結局再生回数が伸びたのは君かよ!(笑)
ー<光圈(アパーチャー)>は泣ける曲ですが、やっぱり暖かい光が感じられます。リリックビデオのように、晴れの写真を使われてます。一方、ぜんぶ君のせいだ。がメンヘラ感が強い曲を歌ってますが、幸せな気持ちになれる音がいっぱい入っていて、聞き手にパワーを渡してます。<光圈(アパーチャー)>に「ハッピーって何」という歌詞がありますが、今ファンにアネルギを渡せるP!SCOとぜんぶ君のせいだ。にとって、ハッピーって何ですかと聞きたいです。
Rachel:ハッピーって「この瞬間」だと思う。多分自分の人生経験からかもしれないが、自分が大体いくつまで生きそうなのかもう分かってるから、生きれば生きるほど、この地球に存在する日々が段々減っていくと実感している。だから、人に出会った瞬間はすごく貴重なことで、毎瞬間を大切にしないといけないと私がいつも思っている。バンドメンバーと一緒にいる時も、新しい友達ができた時も、演出する時も、その時のハッピーの気持ちはすごく実感している。この世の中に悲しい事がいっぱいあるけど、気持ちを切り替えて、その一つ一つのmomentを思い出せば、そんなに悪くないと思える。
CatLun:ハッピーって幸せだと思う。周りの友達、家族と一緒にいれば幸せだ。新しい友達ができるのも幸せだと思う。ぜんぶ君のせいだ。はとってもナイス。日本人はやっぱりとても礼儀正しい国民で、リハーサルの時にはもうステージ衣装に着替えてきて、プロ意識が強いなと。彼女たちはアイドルだけど、プライベートでも素晴らしい友達だから、幸せだと感じてる。外に並んでるファンに嫉妬してしまうかもしれないけど(笑)。
Rachel:正直に言えば、台灣のバンドって、礼儀正しくないのが結構いるから。特に日本へツアーを回してみたら、台灣では礼儀正しくないバンドは結構いるなと改めて思った。私達はその中、より礼儀正しいバンドだと思ってるけど、ぜんぶ君のせいだ。と比べてみたら、こっちは超失礼だな(笑)!
ーぜんぶ君のせいだ。の方はいかがですか?
一十三四:やっぱり台湾のファンの方が待っててくれてるのはすごく幸せなことだし、対バンに呼んでいただけるのも幸せだし、ステージの上に立って、自分たちの表現したいものを音楽でできるなんで、本当に、めちゃくちゃ幸せなことだなって、いつも思ってステージで全力でやらせていただきます。
ましろ:台湾にこれてハッピー!とてもハッピー!ぜんぶ君のせいだ。をしてなかったら、P!SCOさんに出会えないし、台湾に出会った人に出会えなくて、それがいますごくうれしくて、P!SCOさんと対バンして、すごく幸せですね。
ー台湾のファンと日本のファン、違うところは感じますか?
一十三四:すごい似てましたね、熱くて。
咎憐无:レスを送るんですよ。送ったときに日本人の方より、体で表現してくれました。それがフレンドリーよさが強くて、かわいいなーって。
如月愛海:Cute and crazy!
ー昨日も日本から来たファンがけっこういたみたいんですが。
一十三四:初めての海外で、やっぱり支えてきてくれる方もけっこういらっしゃって、すごくうれしいかったです。
Rachel:日本からきたファンは結構いるね、30人くらい。
ーP!SCOさんが演出する時、日本から来たこれらのファンに対し、演出に特に調整するところはありますか?
Rachel:最初にP!SCOはどんなバンドなのか、彼らも好奇心を持って側に見てみたが、私たちのファンが結構狂っていたから、お陰様で一曲一曲を流していく度に、みんな一緒に楽しく遊ぶようになった。当時私が客席にあるファンに「かかって来い!」って話をかけたら、そのファンがすごく興奮になって、リフトされて私に向いて来た。その時に超嬉しかった!(笑)そして、みんなが手を繫いで踊るの曲があって、日本から来たファンたちがその光景を見たらびっくりしたけど、一緒に踊るようになったそうで、嬉しかった。今日彼らも来るから、今夜はどうなるかをすごく楽しみにしている。
ーMeMeOn Musicの読者にメッセージを御願いします。
Rachel:ずっとお世話になりました。皆さん、MeMeOn Musicをちゃんとフォローしてください。P!SCOも定期的に出るから(笑)。
咎憐无:今日キャパオーバーで来てくださる全員のファンの方を患いにします。
文:MeMeOn Music / 写真:MeMeOn Music