お客さんと一緒に欲しいものgive and takeし合える 時には毒、時には薬のような音楽を Awesome City Clubインタビュー

お客さんと一緒に欲しいものgive and takeし合える 時には毒、時には薬のような音楽を Awesome City Clubインタビュー

atagi、morisee、matsuzaka takumi、yukie、PORIN五人で組んだAwesome City Clubは今年の四月末に初台湾公演を行いました。演出前、インタビューさせていただきました。高い音楽性とスタイリッシュな世界観で注目を集めてます。その上、何回もクラウドファンディングっていう新しいツールを使ってみました。今回のインタビューはクラウドファンディングを使った経験、作り始めた新作などについてお話をいただきました。

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ー《Awesome City Tracks4》の収録曲<青春の胸騒ぎ>のMVは8ミリ風に撮影できるカメラアプリでスマートフォンで撮影してました。その8ミリしかない独特的な雰囲気はAwesome City Clubさんいままでのスタイルとすごく似合ってると思いますが、最初このような形で撮影する発想はどこから浮かんできましたか。

atagi:ロードムービーみたいな映像を作りたいねみたいなことを話していて、それとは別にmusic videoを撮ろうかっていう話になって、そのアイディアがガッタイしたっていう感じでしたね。

PORIN:これまでけっこうキメキメのかっこいい映像ばっかり作ってたんですけど、今回はちょっと楽曲に合わせて、自分たちの素が見えるような映像作りたいねっていうのはありつつ、こういうiphoneで自然体の方になりました。

ーこのMVはファンの方とアートワークを手がけたYOSHIROTTENさんからのリクエストを受け作ったみたいです。元々このMVを撮る予定が全然なかったですか。

PORIN:撮る予定はなくて、そのYOSHIROTTENさんがこの曲好きだからぜひ撮ってくださいって言われて、じゃ、お願いします。

ー《Awesome City Tracks4》をもって『Awesome City Tracks』シリーズは終了みたいです。マツザカタクミさんが他のインタビューで「架空の街“Awesome City”で流れるサウンドトラック」というコンセプトをもはや必要としない段階になったかなと言いました。今後の発展はどうなりますか。

atagi:もっとそのリアルに踏み込んでいきたいな。聞く人の気持ちにもそうだし、僕たちの気持ちにもよりリアル響くっていうものを作っていきたいなと思っていて、いままでそのBGMとしても聞き流せる音楽をっていうのをコンセプトで作ってきたんですけど、そうじゃなくて、時には毒にもなったり、時には薬にもなったりするような、やっぱり音楽をこれからは作っていきたいなと思ってます。

ーこういう考え方が変わったきっかけはなんですか。

atagi:すごく自然な流れっていうか、ちょっと複雑になる話なんですけど、いままでアルバムをリリースするために、自分たちの表現できることとか、いまやりたいこと、いわゆる好みがどんどん変わっているんですけど、その中で自分たちができることやらなきゃいけないことのバランスがいますごく落ち着いてるんじゃないかなって。

ーこれは次のアルバムの構想はもう浮かんできたっていう意味ですか。

atagi:実は、もう新しい楽曲はいろいろ作り始めていて、そういうことも考えているんですけど、まだ作品としてどういうものをリリースしますというアナウンスを出していないので、ちょっと言えないです(笑)。ごめんなさい。

ーなるほど。Awesome City Clubさんはクラウドファンディング三回やりました。最初はどうしてクラウドファンディングをやりたかったですか。

atagi:日本ではすごくやっぱりCDが売れないって言われて、10年近く経つんですけど、どんどんどんどんその状況が悪くなっていて、僕たちみたいな、新しく出てきたバンドっていうのは、シングルをリリースするメリットがほとんどなくて、売れなかったら、赤字を抱えるし、売れないっていう実績が付くと次のリリースする時、扱い枚数少なくなるとか、いろいろな大人の事情という複雑の事情があって、だったら僕らはシングルをリリースせず、クラウドファンディングで欲しい人にだけシングルを届けたいっていうことから始まりました。

ーアルバムの前にこのシングルを出す予定がありますか?それともアルバムを出して、シングルを出したいですか。

atagi:基本的には前。アルバムの前に出したくて。今回はアルバム出した後だったんですけど、それはね、いろいろ、こっちも準備が間に合わなかったりして……(笑)

ー毎回のリターンは面白いと思います。リターンする時、特に何か印象に残ることはありますか。

PORIN:体験するものはすごい面白いなと思ってて、やっぱりお祭り感覚で、観客もたくさん楽しんでもらいたいし、実際お客さんと話するので、そういう時はやっぱりすごいリアルな声が聞けるのが嬉しいな。クラウドファンディングじゃないとできない。

ー例えば今回のカラオケパーティーとか……

PORIN:屋形船(笑)

atagi:屋形船っていうのは船の中にカラオケが置いてあって、どんどん料理が出されていくっていう日本の伝統的なものがあって、要はそれをみんなで歌って、僕たちじゃなくて、お客さんも好きな曲入れて歌ったりとかして、どんちゃん騒ぎをするっていう(笑)

ー<今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる>は「2010年代におけるデュエットソングの決定版」というテーマで製作されました。atagiさんがおっしゃったとおり、こういうデュエットはきっとカラオケで愛されるじゃないかと思います。メンバーさん普段もよくカラオケに行きますか。

PORIN:一回行って、コスプレして、歌ったことがありますけど。

ーコスプレって?!

atagi:セーラームーン……

PORIN: セーラームーンですよ(笑)

ーみんな十八番はありますか。

atagi:あるよね。久保田利伸さんっていう日本のシンガーの<LA・LA・LA LOVE SONG>が僕が十八番です。

PORIN:私なんだろ?!!

atagi:<木綿のハンカチーフ>。

PORIN:あ、そうそうそう!<木綿のハンカチーフ>!

atagi:ちょっと昔の曲。

ーAwesome City Club自分の曲は歌いますか。

PORIN:歌いますね(笑)

atagi:僕はでもね、あんまりカラオケに行かないんで、あんまり歌ってないんですね。

PORIN:そのクラウドファンディングの時は、お客さんと一緒にAwesome City Clubの曲を歌ったりしますね。

ー一緒に?!

PORIN:うん、一緒に、デュエットしました。

ーいま台湾にもいろんなバンドさんはクラウドファンディングをやってみたいです。だから、クラウドファンディングやってみたい方にアドバイスお願いします。

atagi:台湾では例えばロックなバンドが、「俺たちがロックだぜ!」こうクールなバンドがクラウドファンディングを使うことでマイナスイメージになることはありますか?

ーそういうのはないと思いますね。

atagi:日本ではマイナスイメージもあったんですよ、いままで。だからバンドマンがお金を集めるっていうことがすごくビジネスライクに見えて、なんか夢を売る仕事なのに、現実を見せられるような気がするっていうふうに捉えるお客さんもいて、それはすごく僕たちが慎重にアナウンスしてあげる必要があるんじゃないかなと思ってるんですね。これはお金集めじゃなくて、僕たちが提供するものを欲しい人だけに届ける市場なんだよっていうことをちゃんと自分たちが発信していけば、もっともっとこのビジネスっていうか、この市場が大きくなろうなと思ってるので。いまはまだマイナーな方法だとは思うんますけど、ぜひもっと自由に建つようして欲しいなとは思ってます。

ーAwesome City ClubさんはVIP CLUBもありますが、そのVIP CLUBの方がクラウドファンディングに対し、何か意見とかはないでしょうか。

PORIN:けっこうみんな前向きですよね。

atagi:でも、アイディア募集とかはありますね。リターンメニューをどんなメニューが欲しいですかってファンクラブの方に聞いて、そこでライブして欲しいとか、あと……

PORIN:個人のリターンメニューとか……

atagi:そう、リターンメニューをいくつアイディアをもらって、それを実際実現したりとかしました。

ー台湾の場合は、クラウドファンディングより、もしインディーズバンドがデビューしたら、ビジネスマーケットに入ったり、音楽のスタイルが市場向けに変わったりするイメージがあって、ロックじゃなくなっちゃうと思われることはありますが、Awesome City Clubさんはどうですか?デビューすることって。

atagi:僕たちって、クラウドファンディングをまだ使ってるバンドが少ない時にやり始めて、それをお金かからないプロモーション通路としても使っていた部分もあったので、そこに共鳴してる人がどんどん集まってきてるっていうイメージですね。みんな肯定的な形でファンの方は捉えてます。

ー今回もまたやりますか?

atagi:またやりたいなと思ってるよね。

ーでもすごいですね!達成率は200%以上!

atagi:ね!そうですね!でも実はあれはあんまり大事じゃないよねってみんないつも話してて。確かにそうやって、欲しい、参加したいって言ってくれる人が増えることはすごくいいことだと僕らも思っているんですけど、達成率だけみると、お金の客単価が高いものをどんどんやっぱり集めれば、達成金額ってどんどん大きくなっていくんですけど、そうじゃなくて、やっぱり何をお客さんと一緒に欲しいものgive and takeし合えるかっていう目線で、そういうポリシーの上で続けたいなとは思っています。

ーちなみに、一つのリターンはこのクラウドファンディングに参加する人から曲リクエストもらってライブをやることなんです。リクエスト曲と自分の予想は違いますか。

atagi:違ったね。けっこうもらったリクエストで集めてみると、すべての曲にやっぱりリクエストが入ってるような状況で、もっとわかりやすく票が集まるかと思ってたら、意外とそれぞれみんな大事にしてる曲が違うんだなと思いました。

ー普段演出のセットリストはどうやって組んでいますか。

PORIN:でも最近は自分たちがやりたい曲とかを、あとお客さんのことを考えて、みんな聞きたい曲を入れたりしてます。

ー明日の台湾公演はどのようなセットリストにしますか。

atagi:これはちょっと勝負なんですけど、本当にいまの自分たちをちゃんとそのまま出すっていうことに思い切りおいて、セットリストを組んで。だからベスト盤じゃないかもしれないです。ただいまの自分たちをちゃんと強く打ち出せるセットリストを考えて組んだセットリストなので、楽しみにして欲しいです。

ー始めて台湾にいらっしゃい、何か体験したいことがありますでしょうか。

PORIN:体験したいことはいっぱいあるなー

atagi:いっぱいある!僕はビンローを食べてみたい(笑)

台湾スタッフ:やめたほうがいいですよ!口にはよくないです。癌にもなるかもしれません!

atagi:へえ?!!癌にも!そんな怖いもの……

台湾スタッフ:一回くらいは大丈夫ですけど、よく食べると口が黒くなりますね。

atagi:そうなんだ!すごいドン引きされて(笑)

ー他はどうですか?

atagi:屋台ですごく食べたいものがあって、アメリカンドッグのライスみたいな…

台湾スタッフ:大腸包小腸(もち米サブサンド)!

atagi:そう!すごいそれが食べたいです!美味しい!

ー台灣に対して、どんなイメージを持ってますか。

PORIN:すごくいいよね!友たちを作りたいです!

atagi:悲しいですけど、その個人同士でも、その中好き嫌いじゃなくて、国同士がなんか好き嫌いっていうので、複雑だと思うんですけど、日本と台湾、そういう意味でも友好的な関係が作れていると思うし、個人でも、日本人と台湾人で分かり合える部分があるなと思ってるので、僕はすごく好意的には思っているんですけど。

PORIN:なんか愛敬があって……

atagi:かわいいらしい!チャーム!

PORIN:みんな笑顔のイメージが。

文:MeMeOn Music

撮影:MEeMeOn Music

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